【シナジーに期待】新潟ベンチャーキャピタル(新潟市中央区)がグローカルマーケティング(新潟県長岡市)への投資を発表、「地方創生新潟2号ファンド」から4社目
新潟ベンチャーキャピタル株式会社(新潟市中央区)は3月25日、3月22日の投資決定委員会を経て、地方創生新潟2号ファンドからグローカルマーケティング株式会社(新潟県長岡市)への第三者割当増資による投資を行ったと発表した。投資金額は1,696万5,000円で、投資後保有比率は4.95%となる。
グローカルマーケティングは「地域密着型マーケティング支援会社」をコンセプトに掲げるコンサルティング会社で、マーケティング支援事業、人財採用・育成支援事業、トキっ子くらぶ事業、産学連携推進事業、AI活用支援事業の4事業を展開。顧客を「地域の中小企業」に特化することで独自のポジションを確立し、これまでに2,000社以上を支援している。
現在新たな成長戦略として、人材採用領域とAI活用領域のコンサルティング強化、全国の商工会・商工会議所・金融機関との連携強化などを掲げ取り組みを進めており、特に中小企業向けのAI活用領域については、セミナー受託数が今期(2024年3月期)だけでも40件以上にのぼる。これを受け、2023年12月には「中小企業生成AI活用研究所」を立ち上げ、情報発信、セミナー、コンサルティングサービスの拡充を図っている。
今回の投資決定を受け、新潟ベンチャーキャピタルの永瀬俊彦代表取締役社長は、「長岡で長らくコンサルをやってきたグローカルマーケティングは、新潟ベンチャーキャピタルともシナジーがあると思っている。我々が投資する先と連携して一緒に育ててもらえるパートナーになりえるのではないかという目線を持っている。また、長岡地域での投資案件の発掘や投資家とのリレーションなどの連携を考えている」とコメント。
グローカルマーケティング株式会社の今井進太郎代表取締役は、「『地域創造カンパニー』というビジョンで地域の中小企業の支援にあたっている。この度、新潟ベンチャーキャピタルから出資をいただくことで、まさに地域ぐるみで盛り上げていく展開が可能ではないかと期待している。新潟ベンチャーキャピタルとの連携により、相乗効果が最大限に発揮できるのではないか」とのコメントを寄せた。
「地方創生新潟2号ファンド」からはこれまでに、テクノクラフト(新潟市西蒲区)、Guidable(東京都)、meleap(東京都)に投資を行っており、今回のグローカルマーケティングへで4社目の投資となった。
【関連記事】
【世界的なプラットフォーマーへの期待】新潟ベンチャーキャピタル(新潟市中央区)が「HADO」を運営するmeleap(東京都)への投資を決定(2024年3月9日)
【労働人口不足解消の一助に期待】外国人人材紹介のGuidable(東京都)が「地方創生新潟2号ファンド」の出資先に、代表は長岡市出身(2024年2月22日)
【GPS技術で高い実績を誇る老舗IT企業】テクノクラフト(新潟市西蒲区)に地方創生新潟2号ファンドの投資決定(2023年12月20日)
【15億円の新ファンド】新潟ベンチャーキャピタルが「地方創生新潟2号ファンド」設立を発表、新潟のスタートアップを後押し(2023年11月1日)
【独自】「点から線のサービス」を展開する地方中小企業を助けるグローカルマーケティング(新潟県長岡市) TOKYO PRO Marketへの上場目指す(2023年4月18日)