【J-Startup NIIGATA選定企業に追い風】新潟ベンチャーキャピタル(新潟市中央区)がtaneCREATIVE (新潟県佐渡市)への投資を発表、「地方創生新潟2号ファンド」から5社目
新潟ベンチャーキャピタル株式会社(新潟市中央区)は3月29日、3 月22日の投資決定委員会を経て、地方創生新潟2号ファンドがtaneCREATIVE 株式会社(新潟県佐渡市)の株式を譲渡により取得したと発表した。投資金額は2,075万8,637 円で、投資後保有比率は3.0%となる。
tane CREATIVE の事業内容は、Webサイト・CMSの保守管理・運用および、Webサイト制作・CMS構築で、創業の地である佐渡に本社を置き、地域のITエンジニアを活用して新潟県内外企業のWEB制作を展開している。
同社は、セキュリティー分野に独自のスキルと経験値を持ち、金融業をはじめとした多くのクライアントから高い評価を受けているほか、コロナ禍を経験し、地域での新たなITエンジニアの働き方である「分散型ワーク」を提供、地方創生型事業モデルとしての評価も高い企業だ。
2019年には新潟県が選定するJ-Startup NIIGATAにも選ばれ、さらに佐渡市「スタートアップ支援拠点」にも選ばれており、事業を行う傍ら佐渡の地方創生に取り組んでいる。
今回の投資決定を受け、新潟ベンチャーキャピタルの永瀬俊彦代表取締役は、「Web制作を手がけているが、なかでもセキュリティのサービスに強みがある。金融機関のシステムも請け負っていて世間からの評価も高い。これからさらに伸びていく分野であり、ファンドを使うことでさらに信用を高めることが出来ると思う。また佐渡を拠点に他のベンチャー企業を応援するリーダー的な存在のため、新潟を一緒に盛り上げていけるパートナーになり得ると期待している」とコメント。
taneCREATIVE の榎崇斗代表取締役は「この度は、『地方創生新潟2号ファンド』に選んでいただき、身が引き締まる思いです。 地方創生は日本全体の課題ではありますが、新潟のスタートアップ企業として、新潟独自の強みを活かした持続可能な成長が求められていると感じています。この投資を機に、私たちは地元からの支援を最大限に活用し、事業拡大と地域における雇用の増加に向けて一層力を入れてまいります。 わたしたちのミッションは、『わたしたちが幸せになる』ことです。そして『わたしたち』には地域社会も含まれます。 地域社会を幸せにするためには、新たなイノベーションを生み出すことはもとより、地元産業との連携が不可欠であると考えております。 投資を受けた資金は、これらの取り組みを加速させるために活用させていただきたいと思います」とコメントしている。
「地方創生新潟2号ファンド」からはこれまでに、テクノクラフト(新潟市西蒲区)、Guidable(東京都)、meleap(東京都)、グローカルマーケティング(新潟県長岡市)へ投資を行っており、今回のtaneCREATIVE で5社目の投資。J-Startup NIIGATA選定企業では初となる。
【関連記事】
【シナジーに期待】新潟ベンチャーキャピタル(新潟市中央区)がグローカルマーケティング(新潟県長岡市)への投資を発表、「地方創生新潟2号ファンド」から4社目(2024年11月1日)