【還付金詐欺】国民年金職員と名乗る男から電話 上越市の女性(60歳代)が現金約99万円を騙し取られる被害
上越署は3月29日までに、新潟県上越市に住む女性(60歳代)が特殊詐欺(還付金詐欺)の被害にあったことを認知し、捜査中だと発表した。
3月28日14時40分ころ、女性の自宅固定電話に国民年金の職員と名乗る男から電話があり、「あなたは令和2年からの払い込みが多過ぎて2万円位の還付金があります。銀行に予約を入れておきますのでATMに行って手続きをしてください」などと言われた。
女性は同日の15時ころ、上越市内にある金融機関のATMに行き、今度は銀行の職員を名乗る男から携帯電話で指示を受けながらキャッシュカードを入れて操作をし、現金約99万円を他人名義の口座に振り込んだ。
その後、女性はすぐに自分が騙されて振り込みをしてしまったことに気づき、詐欺被害だと上越署に届け出をした。
上越署は「詐欺を行う人たちは通話が録音されていると警戒するので、自宅の固定電話には防犯付き電話の導入も検討してほしい」と呼びかけていた。