【大学生・一般は賞金10万円】日本文学者ドナルド・キーン氏の業績を伝える「第2回ブルボン吉田記念財団文学・平和アワード」がきょうから原稿募集を開始

第2回ブルボン吉田記念財団文学・平和アワードのポスター

日本文学者で文芸評論家の故ドナルド・キーン氏の業績を伝える「第2回ブルボン吉田記念財団文学・平和アワード」(公益財団法人ブルボン吉田記念財団ドナルド・キーン・センター柏崎主催)の作品募集が4月3日から開始された。

「ブルボン吉田記念財団文学・平和アワード」は、ドナルド・キーン氏の功績を継承し、さらに広く伝える役割を果たすとともに、さまざまな世代が日本文学・文化・社会・国際関係・平和について考えるきっかけにするため、「公益財団法人ブルボン吉田記念財団」の主催で実施。

第1回の2023年は160作品の応募があり、最優秀賞は「大学生・一般」が福岡県北九州市の65歳男性、「高校生」は神奈川県横浜市の17歳女子、「小学生高学年~中学生」は柏崎市の13歳女子が受賞した(年齢はいずれも当時)。

第2回の募集期間は4月3日~9月17日まで。審査対象は、ドナルド・キーン・センター柏崎に来館・見学してドナルド・キーン氏の業績や人となりに触れる、またはドナルド・キーン氏の著作(日本文学・日本の伝統文化に関するもの、評伝・対談集も含む)などを読むことにより、キーン氏の日本文学や平和に対する思いを共有するとともに、社会や自己に対しての課題、自らの体験や平和への活動、地域の伝統行事や文化への取組みなどと重ね合わせることで、自らの思いや考えを文章にまとめたもの。

対象は、「小学生高学年~中学生」が1,000~2,000字、「高校生」が2,000~3,000字、「大学生・一般」が2,000~4,000字。ただし、写真・図表等がある場合は文字数に含めないものとし、英文を引用する場合は1単語を1文字とする。また、大学生・一般は、作品の最後に「参考文献」を明示する。なお、未発表の作品に限り、生成AI(人工知能)の使用不可となる。

応募方法は、
①オンライン応募 ドナルド・キーン・センター柏崎の公式サイトにアクセス(https://www.donaldkeenecenter.jp/)。リンク先の公式フォームに必要事項を記入し、応募データをアップロードする。
②郵送での応募 応募用紙を入手(ドナルド・キーン・センター柏崎の公式サイトからダウンロードし印刷するか、この文書3ページ目の「お問い合わせ窓口」に電話で請求)し、必要事項を記入の上、原稿用紙と一緒に応募事務局に郵送する。

審査結果公表は、11月15日、表彰式は12月中旬~下旬の予定。表彰は、それぞれの賞に賞状・記念盾を授与。副賞はカッコ内の通り。「小学生高学年~中学生」は最優秀賞1名(図書カード10,000円)、優秀賞:若干名(図書カード5,000円)。「高校生」は、最優秀賞1名(図書カード30,000円)、優秀賞:若干名(図書カード10,000円)。「大学生・一般」は、最優秀賞1名(100,000円)、優秀賞:若干名(50,000円)。なお、小学生高学年~中学生の応募者には、参加賞としてポストカードを2枚進呈する。その他、選考結果によっては柏崎市教育長賞などの特別賞を予定している。

選考委員は、宮田亮平氏(前文化庁長官・元東京藝術大学学長・2023年度文化功労者)、北嶋藤郷氏(敬和学園大学名誉教授・「日本におけるドナルド・キーン書誌/ドナルド・キーンをめぐる人びと」著者)、工藤美代子氏(ノンフィクション作家・「工藤写真館の昭和」「美智子皇后の真実」他著者)、南加乃子氏((公財)ブルボン吉田記念財団評議員、天青社代表・構成作家&番組プロデューサー)、大倉政洋氏((公財)ブルボン吉田記念財団理事・元柏崎市教育長)の5人。

事務局は、文学・平和アワード事務局(ドナルド・キーン・センター柏崎)。お問い合わせ窓口は、新潟日報社統合推進センター内アワード窓口。〒950-8535 新潟市中央区万代3-1-1 TEL:025-385-7473(土日祝除く10時~17時)※応募用紙の請求先もこちらへ。

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