【再建の目途立たず】株式会社紫雲寺記念館(新潟県新発田市)が破産申請へ、新型コロナウィルス関連破綻は140例目
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社紫雲寺記念館(新潟県新発田市)は4月1日付で弁護士名で通知を出し、事後処理を五十嵐広明弁護士(伊津・五十嵐法律事務所、新潟市中央区)に一任した。今後は破産による整理を予定。負債総額は約1億2,000万円が見込まれる。
1996年5月に設立された事業体で、新潟県立紫雲寺記念公園内にある紫雲の郷館の指定管理者として同施設の管理運営等を手掛け、2019年3月期は約2億9,600万円を計上していた。しかし傍らで行っていた、ふぐ養殖からの撤退に加え、コロナ禍・物価高の影響もあり、運転資金が枯渇。さらに前述した指定管理者から外れたことが決定打となり、再建の目途が立たず事業継続は困難と判断。破産申請へと至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは140件目となる。