【2桁倒産は3カ月連続に】3月の新潟県企業倒産件数は前年同月比22.2%増、負債総額は22億4,400万円に 東京商工リサーチ発表
株式会社東京商工リサーチ新潟支店は4月2日、2024年3月度の新潟県の企業倒産状況(負債総額1,000万円以上)を公表した。それによると、倒産件数は11件、負債総額は22億4,400万円だった。
倒産件数は、前年同月比で22.2%増(2件増)、前月比では10.0%増(1件増)だった。3月度としては、1962年の集計開始以来63年間で41番目、平成以降の36年間では21番目となった。
負債総額は、前年同月比で17.3%増(3億3,100万円増)、前月比では11.0%減(2億7,800万円減)だった。過去63年間では35番目、平成以降の36年間では23番目となった。
産業別では、10産業のうち、「サービス業他」が4件、「製造業」が2件、「農・林・漁・鉱業」・「建設業」・「卸売業」・「小売業」・「運輸業」で各1件発生。
原因別では、「販売不振」が9件、「他社倒産の余波」が2件発生した。形態別では、「破産」が10件、「民事再生法」が1件だった。
業歴別では、「30年以上」が9件、「10年以上20年未満」・「2年以上10年未満」が各1件発生。地域別では、「新潟市」が4件、「三条市」・「柏崎市」・「新発田市」・「見附市」・「上越市」・「南魚沼市」・「南蒲原郡」で各1件発生した。
なお、大型倒産(負債総額10億円以上)の発生はなく、新型コロナウイルス関連倒産は11件中6件だった。