【2023年度実績公表】NEXCO3社、49箇所のSA・PAで高速道路の大型車マスを約630台拡充
NEXCO3社は4月3日、高速道路の休憩施設における大型車駐車マス拡充の取組み状況を公表した。2023年度は、大型車マス(兼用マスとダブル連結トラックマスを含む)約630台の拡充が完了。2024年度には、約580台の拡充を予定する。
公表によると、2023年度は全国49箇所のSAとPAで拡充を実施。49箇所の大型車マス台数は2,245台から2,870台に625台増加した。なお描き換えに伴い、普通車マス数は3,748台から3,195台に553台減少した。
なお、NEXCO3会社では2018年度から、高速道路の休憩施設駐車場の駐車マスの拡充・レイアウト変更を進めており、これまでに約3,700台分の大型車駐車マスを増設してきた。一方でEC市場の拡大などにより高速道路の物流輸送量が増加し、平日夜間の大型車駐車エリアを中心とした混雑が顕在化している状況であるという。また、休憩施設の敷地は限られており、駐車マスの増設やレイアウト変更による対策には限界がある。
そのため、駐車マスの拡充に加えて今後は、休憩施設以外の高速道路事業用地などを活用した大型車専用駐車場の設置や駐車マスの立体構造化、複数縦列式(コラム式)駐車場の導入を進めていくという。
2023年度に実施した取り組みの詳細などについては、下記のNEXCO東日本のwebサイトを参照。