【外出自粛で客足低迷か】居酒屋経営のソウズ(新潟市)が破産開始決定、負債総額は約8,400万円
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、居酒屋経営の株式会社ソウズ(新潟市江南区、登記上は新潟市中央区、2007年1月4日、資本金300万円、小林聡社長)が3月27日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。
申請代理人は岩原一馬弁護士(弁護士法人新潟シティ法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には島垣哲平弁護士(弁護士法人とき法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は、約8,400万円が見込まれる。
ソウズは2005年8月創業、2007年1月に法人化した事業体で、新潟市内で居酒屋経営を手掛けていた。洒落た店内やこだわりの料理、酒類の提供で人気となり、多店舗展開を進め、2018年12月期は約1億6,000万円の売上高を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で集客が低迷し、一部店舗の閉鎖も強いられ、2022年12月期の売上高は約6,500万円に減少していた。また、売上不足から採算的にも恵まれない状況が続き、資金繰りも限界に達したことから事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは143件目となる。