【アクアポニックスとしては日本初】プラントフォーム（新潟県長岡市）が栄養機能食品「FISH VEGGIES ミックスレタス」を4月15日から発売開始

「FISH VEGGIES ミックスレタス」は容量90g（可食部として）

株式会社プラントフォーム（新潟県長岡市）は、新潟大学との共同研究により循環型農法のアクアポニックスで栽培したリーフレタスが栄養機能食品の基準を満たすことを確認し、4月15日からアクアポニックスで栽培した野菜としては日本初となる栄養機能食品の販売を開始する。

アクアポニックスは水産養殖と水耕栽培を組み合わせた農法で、魚の排泄物を微生物により肥料化し、野菜の生産に利用している。同社は2019年から日本全国初となる商用規模のアクアポニックスプラントの運用を開始し、誰もが安心して食べられる無農薬・無化学肥料の野菜の生産・販売提供に成功した。

同社のアクアポニックスで栽培したリーフレタスについて、新潟大学と共同で、栄養・機能性成分について評価を行った結果、アクアポニックスで栽培したリーフレタスには葉酸とビタミンKが季節を問わず安定的に含まれており、栄養機能食品としての基準を満たすことを明らかにした。

アクアポニックスで栽培したリーフレタスが栄養機能食品の基準を満たすことは初めての発見であり、本研究成果については、日本農芸化学会2024年度大会（東京農業大学）にて新潟大学と共同で今年3月に発表した。

「FISH VEGGIES ミックスレタス」は容量90g（可食部として）で、参考小売価格はオープン価格。栄養機能表示としては、葉酸は赤血球の形成を助けるとともに、胎児の正常な発育に寄与する栄養素、ビタミンKは正常な血液凝固能を維持する栄養素、となる。

プラントフォームは、国内で初めて植物工場型のアクアポニックスシステムの開発と運営に成功した会社で、創業当初からアクアポニックス農法の社会実装を目指し、大規模プラントに特化して事業展開を行っており、手掛けるプラントは全国で5か所まで拡大している。

ハウスでの栽培の様子（プレスリリースより）