【長岡新聞】北部に続き2ヶ所目 越路・小国・川口の市支所業務を集約 「南部地域事務所」開設
長岡市(地域振興戰略部地域振興担当課)は昨年6月、和島支所内に「北部地域事務所」を開設した。
同様の集約拠点として越路支所内に越路、小国、川口の3地域の土木・農林関連業務や保健業務を行う「南部地域事務所」を開設。1日に同支所1階ロビーで開設式を行い、越路支局長が取材した。
同事務所の管轄地域は越路地域、小国地域、川口地域の3地域。
対象業務は、道路・河川・下水道の維持管理、農政・農地関係の現場対応、支所の災害対応の支援、公共施設管理業務(土地・建物の管理など)、保健業務(訪問活動含む)などとなっている。
市はこれにより、専門職員を集約し、行政サービスの向上を図るとしている。
チームで動き行政サービスの向上へ
1日午前8時30分から越路支所1階ロビーで、「南部地域事務所」開設式が行われた。
式には事務所全職員(正規職員21人、会計年度任用職員5人)26人などが出席。磯田達伸市長は「越路、小国、川口の行政サービスの向上に繋がるように、職員には地域の皆さんの声を聞き、頑張っていただきたい」と開設の訓示をした。その後、同事務所(越路支所2階)で、市長は職員と意見を交換した。
市長は「川口・小国の皆様は担当の職員が遠くなり心配する方もおられるが、これからは1人、2人の職員が動くのではなく、チームで動く形を取る事になる。北部地域事務所のようにしっかりとチームで本庁と繋がり、行政サービスを向上させる事ができると考えております。また、何かありましたら支所へ言ってもらえれば、(住民の声は)この地域事務所に繋がります。いろんな意見をいただき、そういう意味で体制が一歩進んだと考えています。安心していただきたい。さらに活用してもらいたい」と話した。
新たに任命を受けた稲田成浩・地域事務所長は「事務所には各地域のノウハウを持った職員が集結しております。支所と連結して現場に足をはこんで地域住民の課題を解決していきます。宜しくお願いします」と、意気込んでいた。
(越路支局長・長谷川義正)
(長岡新聞:2024年4月11日付)