【決算】ツインバード(新潟県燕市)、当期純利益約88%増 トースターなど新商品が好調

12日の記者会見に出席したツインバード野水重明代表取締役社長

株式会社ツインバード(新潟県燕市)は4月12日、2024年2月期決算(非連結)を発表した。

売上高は103億300万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は1億1,300万円(同165.5%増)、経常利益は1億6,600万円(同13.4%増)、当期純利益は1億800万円(同88.1%増)で減収増益となった(100万円未満切り捨て)。

売上高は、巣ごもり需要の反動減に加え、消費マインドの低下や買い替えサイクル長期化などの影響を受けて減収となった。

利益面では、ドル高円安による原価高騰の影響を受けた。一方で、昨年9月からの価格改定や新商品の集中投入ほか、物流コストの低減や生産効率・工程の改善などの原価低減策が奏功した。

ツインバードの「匠ブランジェトースター」

家電製品事業の売上高は96億7,000万円(前年同期の連結売上高は101億3,700万円)、セグメント利益は8億3,600万円(前年同期の連結セグメント利益は8億2,200万円)で増益。

商品ジャンル別では、商品点数の絞り込みなどもあり「調理家電」ジャンルの売上高は前年同期比1%減となったものの、「匠プレミアム」ブランド商品の販売は好調だった。また、昨年新商品を展開した「冷蔵庫洗濯機」ジャンルの売上高は同12%増となった。

2025年2月期通期の業績予想は、売上高105億円、営業利益2億円、経常利益1億8,000万円、純利益1億3,000万円を見込む。

 

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