【キシャメシ】記者、上越NO1イタリアンで「雪汁あんこう」を食す

まさにローマのコロッセオを思わせる壮観な外観(新潟県上越市のイタリアンレストラン「トラットリア ラ・ペントラッチャ」)

あんこうは冬に鍋で食べるのがいいとされるのが普通だが、実は3月が一番美味しいという話を聞いた。一体なぜだろうか。

ということで、3月28日、店内でスタッフのイタリア語が飛び交うことでも有名な新潟県上越市のイタリアンレストラン「トラットリア ラ・ペントラッチャ」で「あんこうを食する会」が開かれ、記者も参加させていただくことになった。

雪国の恵みを食す「あんこうを食する会」

3月のあんこうは、漁師が「雪汁あんこう」と呼んでいるそうで、3月の雪解け水で岩の下にいる虫たちが海まで運ばれて、それを餌にしたあんこうは最高に美味しいという。まさに、雪国の恵みであるといえよう。

前菜では、白アスパラのほか、あんこうのフリッターをいただく。また、同店仕込みのバルサミコ酢12年ものと、8年ものを特別に用意してもらったが、12年ものは貴重でまさに甘かった。

貴重なバルサミコ酢8年もの(左)と12年もの(右)。まさに風格を感じる

同店では地場産の食材を重視しており、糸魚川市能生漁港のあんこうしか使わないとのことで、次回は3月中に1回入ってきて終わりとのことだった。

海鮮ピザ、あんこうパスタの後のメインディッシュは、あんこうの包み焼き。これが最高に美味い。淡白で大きな白身をベーコンで巻いてある。汁をつけるために、包み焼きにしたというが、満足感たっぷりの料理だった。

メインの包み焼き。あんこうの身厚の白身とベーコンのコラボがこの上ない味

かつてはなんとあの本場イタリア・ローマにも店舗があり、現在は東京、新潟市にも店舗を持つペントラッチャ。今回は上越いや、新潟県ナンバーワンレベルのお店で堪能したが、来年も雪汁あんこうをぜひ食したいものである。

海老の頭が丸ごと入った海鮮ピッツァ

 

(編集部・U)

【グーグルマップ トラットリア ラ・ペントラッチャ】

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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