【決算】アークランズ(新潟県三条市)、「かつや」など外食事業が好調な一方で主力のホームセンター部門が振るわず減収益
アークランズ株式会社(新潟県三条市)は4月12日、2024年2月期決算(連結)を発表した。
売上高および営業収入3,106億9,700万円(前年同期比0.9%減)、営業利益161億1,300万円(同14.8%減)、経常利益165億9,400円(同13.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益91億2,500万円(同5.6%減)となった。(100万円未満は切り捨て)
セグメント別の業績は以下のとおり。
小売事業
ホームセンター部門の売上高および営業収入は、今年度6月のホームセンタームサシ御経塚店および前年度9月にオープンしたスーパービバホーム八王子多摩美大前店、既存店で専門化に注力するペット部門およびリフォームサービスの伸長が寄与した一方、既存店におけるDIY関連および家庭用品部門の苦戦もあり、2,442億1,000万円(前年同期比2.6%減)となった。
その他小売部門の売上高および営業収入は96億5,200万円(前年同期比3.3%減)となった。
この結果、小売事業の売上高および営業収入は2,538億6,200万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は59億7,700万円(前年同期比41.9%減)となった。
卸売事業
卸売事業の売上高および営業収入は49億2,200万円(前年同期比8.5%減)、営業利益は3億1,400万円(前年同期比32.4%増)となった。
外食事業
外食事業は、主力のとんかつ専門店「かつや」(国内)のFCを含む店舗数は22店舗純増の472店舗、「からやま」・「縁」(国内)のFCを含む店舗数は10店舗純減の161店舗となった。
店舗DX化の推進に加え、「かつや」(国内)で14回及び「からやま」・「縁」(国内)で11回のフェアメニューの実施により既存店の売上高前年比が好調に推移し、売上高および営業収入は518億1,300万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は57億600万円(前年同期比15.3%増)となった。
不動産事業
不動産事業の売上高及び営業収入は133億5,900万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は39億3,200万円(前年同期15.2%増)となった。
その他
その他にはフィットネス事業「JOYFIT」5店舗および「FIT365」4店舗を含んでいる。新型コロナウイルス感染症5類移行もあり会員数が増加し、売上高および営業収入は9億6,300万円(前年同期比12.3%増)、営業利益は7,400万円(前年同期比164.4%増)となった。