【春の演奏会】「子連れパパママでも楽しんで欲しい」ひだまりハウスが主催 

ジャズテイストな雰囲気を作るのが上手な「チュービート」

新潟県長岡市内にあるシティホールプラザアオーレでは4月13日、同市を中心に発達障害、不登校などの児童やその家族の居場所づくりの活動を行っている市民団体「ひだまりハウス」は、親子が一緒になって音楽を楽しめる参加型コンサート「みんなで聴こう 春の音楽会」を開催した。

奏者は、東京を中心に、関東地方で演奏活動を続けている4人組のユニット「チュービート」である。この日は、ミッキーマウスのマーチ、聖者の行進など、1回の講演で8曲近くを披露していた。

演奏はとても盛り上がっていた

普段、幼児や障がいを持つ児童を抱えた両親は、なかなか気を使って子どもを連れてコンサートに行くことが難しい。そこで、小西美樹代表(36歳)は、子連れのお父さんお母さんでも、子どもと一緒に安心して音楽を楽しめるような催しをしたいと考え、昨年からこのような取り組みを行うようになった。今年で2回目となる。

昨年に引き続き、今年も「参加型コンサート」という形にし、演奏中も子どもが動き回ったり、泣いてしまっても大丈夫なようにした。また、観客席側の照明も明るくすることで、暗いところが苦手な人でも、安心して会を楽しめるよう工夫した。さらに、キッズスペースを設け、小さな幼児などが遊びながら、飽きずに参加できるようにした。

会場はキッズスペースが設けられ、子どもも安心して時間を過ごせる

演奏は、午前と午後に1回ずつ、併せて2回行われ、併せて100人の参加があった。
聞きなじみのある音楽が流れると、参加者は親子で手拍子をするなど、会場が、演奏者と共に一体になって場の雰囲気を作っていた。

小西代表は、「音楽は障害の有無に関係なく一体感があるので、性別、年齢、国籍を超え、団体の会員さん、地域の皆さんと共に一緒になって音楽を楽しみたい」と語った。

企画を考えた「ひだまりハウス」の小西美樹代表

長岡市内からコンサートに参加した向井勇作さん(39歳)と伶(りょう)君(5歳)は、終始楽しそうな様子だった。「親子で一体になって遊べてよかった」と勇作さんは語る。
小西さんによれば、同様の取り組みは来年以降も続けていくという。参加した誰もが笑顔になれる、そんな素晴らしいコンサートとなった。

コンサートに参加した向井勇作さん(39歳)と伶(りょう)君親子

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