【4候補始動】阿賀野市長選が告示、7日間の闘いの火ぶたが切って落とされる
任期満了にともなう阿賀野市長選が4月14日に告示された。投開票は21日に行われる。
13日までに立候補を表明したのは3名の新人と1人の元職。元職で1期を務めた天野市栄氏(65歳)、通信系大手企業に勤務していた遠藤寛和氏(46歳)、小須戸町議3期、新潟市議5期を務めた柔道整復師の阿部松雄氏、前阿賀野市議の加藤博幸氏の4名が立候補届を提出した。
現職3期目の田中清善市長は出馬せず、市長の職は今期限りとなる。
天野氏は県職員を経て、平成20年の阿賀野市長選に初当選し1期を務めた。また令和2年の市議選にも出馬し当選。行政書士の資格も持つ。「1期目の任期にやり残した」という「市民病院の救急告示復活」などを訴えている。
遠藤氏は4人の中で唯一政党の公認候補。もし当選すれば日本維新の会からは近畿地区以外で初の首長が誕生する。民間の経験を活かした阿賀野市の発信強化と財政再建を訴える。
阿部氏は、平成17年から5期にわたって新潟市議を務めた。自民党小須戸支部も務めたが、前回の市議選では党公認から漏れ出馬断念。今回は幅広い支持を獲得するため無所属での出馬となる。長い議員経験で培った国や県とのつながりをアピールする。
加藤氏は獣医師としてJA全農新潟県本部の畜産部長などを歴任。令和2年の市議選で初当選し議員1期の半ばで市長選出馬のために辞職。自民系会派に所属したが、今回の出馬は無所属。福祉の充実や災害対策の強化などを訴えている。