【パチンコ店の設備投資減少で販売不振に】弱電工事などのケイ・ディ・エス(新潟県長岡市)が破産開始決定、負債総額は約2,000万円
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、弱電工事などの有限会社ケイ・ディ・エス(新潟県長岡市、設立1992年7月21日、資本金500万円、加藤尋美社長)が4月4日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人には五十嵐亮弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所長岡事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は、債権者10人に対し約2,000万円。
ケイ・ディ・エスは1985年10月に創業し、1992年7月に法人化。パチンコ台を取り付ける前工事である補給・シマ設備の弱電工事を主力に、弱電機器部品の販売を行っていた。2004年4月期には約1億6,000万円の売上高を上げたが、パチンコホールの設備投資減少の影響で業容縮小を余儀なくされ、2019年4月期の売上高は2,000万円に落ち込んでいた。
2019年12月末に事業を停止していたが、代表者の死去に加えて、債務が残っていたため、法的手続きの下で債務整理することとなった。
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