【業績予想修正】亀田製菓(新潟市江南区)、通期売上高・営業利益・純利益を下方修正 経常利益は円安で上方修正
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は4月17日、通期業績予想を修正した。
修正した2024年3月期通期連結業績予想の売上高は955億円(前回発表比2.1%減)、営業利益は44億円(同2.2%減)、経常利益は68億円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億円(同33.3%減)。
亀田製菓によると、売上高は、単体米菓で上期に生じた製販ギャップによって一時的に営業活動が制限されたことや、食品事業における個人需要の反動減などの影響があった。また、収益重視の経営方針のもと国内米菓事業を中心に規模よりも質的成長に舵をきった影響が大きく、前回発表予想を下回る見込みであるという。
営業利益については、国内米菓事業において価格改定や規格変更により収益性改善が進んだ一方で、アメリカ合衆国の子会社、Mary’s Gone Crackers,Inc.(MGC社)の構造改革に伴う費用や、収益の回復に時間を要することから、前回発表予想を下回る見込み。
経常利益については、為替レートが想定より円安で推移したことにより前回発表予想を上回る見込み。
親会社株主に帰属する当期純利益については、MGC社の固定資産の減損損失を計上する見込みであることから、前回発表予想を下回る見込み。