【野球特化のジム誕生】大の野球好きが4月にオープンしたパーソナルトレーニングジム「B-METHOD」(新潟県上越市)

マンションの一室にはトレーニング機器が揃う

B-METHOD(ビーメソッド)は新潟県上越市にある今年4月にオープンしたジムだが、一言で言うと、失礼ながらいわゆる「野球小僧」が新たに開いたパーソナルトレーニングジムである。代表の町田伸之介さんは、地元上越市の県立進学校で野球部に所属、ポジションは内野の花形ショートだった。

その後大学進学で上京。就職は「野球関連の仕事がしたい」と東京・神宮球場のグラウンドキーパーの仕事に就いた。神宮球場といえば、NPBセントラルリーグの人気球団・東京ヤクルトスワローズの本拠地であるほか、東京六大学野球、東都大学野球の球場でもあり、まさに東京ドームや甲子園と並ぶ、全国有数の野球のメッカ。兎にも角にも、町田さんは大好きな野球に関わることができた。

B-METHOD代表の町田伸之介さん

2017年で28歳の時にUターンし、3年間上越市内の農業法人に勤めながら、冬期間の土日に自身が卒業した幼年野球のコーチをしていた。その際に、「果たして自分に中身があることが教えられるのかという不安があり」、NPBやメジャーリーグでトレーナー経験のある広島県在住トレーナーの有料オンラインサロンで4年間ほど、トレーニングや体の使い方、動画での添削指導などを一から勉強したという。

独立のきっかけは、当時糸魚川市での正社員勤務で野球コーチのスケジュール調整が取れなくなってきたことや、SNSで発信していたことなどが奏功し、「うちの子も野球を教えてほしい」と言われることが増えたことなどから、2022年の12月に決断に至った。

このパーソナルジムのプログラムは3つある。

1つ目は、定番のボディメイクとダイエットで、メニューは筋力トレーニングや体幹トレーニングとなる。料金はチケット制で4万7,500円(10回分)。基本的に2か月以内に使うのが条件となっており、週2日または1.5日のペースで無理なく通え、トレーニングの効果も発揮しやすいという。次回の2か月間の10回はチケット4万5,000円で、4か月集中プランの合計20回でも10万円を切る価格設定となっている。

2つ目は、このジムの特徴でもある中学、高校生がメインターゲットの野球の競技力向上だ。公式野球のボールは180gだが、1kgから100gの重さのカラーボールを壁に投げてスナップなどの投球時の指の使い方を訓練するほか、ジャンプ力のトレーニングなども行う。料金的には、チケット制(1枚5,000円)はチームで活動している単発に入られる生徒たちを対象とし、会員制は中学3年生や高校3年生が次のステージに進むために練習環境を探している生徒を対象に、筋力トレーニングやジャンプ系のトレーニングなどを行う。

3つ目は、5歳から12歳を対象としたキッズアスリート養成プログラム。47段階あり(表を参照)、子供の運動神経を向上させるのが目的だ。1回2,000円で、8回で1万6,000円となる。

こちらの鉄棒に乗ってスクワットをするメニューもある

体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪を定量的に分析する機器

そして、町田さんが何よりも重要視しているのは、マインドセットだ。「できないからやらないのではなく、できないことに挑戦し、できるようになったんだという成功体験をジュニア期に経験してもらいたい」と話す。

神宮球場でのグラウンドキーパー時代に、巨人軍名誉監督の長嶋茂雄氏を見たことがあるほか、ヤクルトの人気選手、山田哲人氏のバッティングキャッチャーを務めるなど、大の野球好きでもあり、現在草野球もしているという町田さん。

「スポーツを通じて、この街にロマンを作れるといい。ただのダイエットやボディメイクではなく、ワクワクできる、前向きになれるロマンのある人生になってほしい。野球に関しても、上越市の高校から甲子園で活躍する学校が出てほしい」と熱く語る町田さん。上越市で野球に特化するトレーナーとして活動する町田さんに今後も注目していきたい。

キッズアスリート養成プログラムの47段階

 

(文・撮影 梅川康輝)

 

【関連サイト】
B-METHOD予約フォーム

【グーグルマップ パーソナルトレーニングジム B-METHOD】

 

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