【新潟での市場拡大に期待】インフルエンサーを使ったマーケティング事業のトリドリ(東京都)が新潟市に進出

新潟への進出報告で新潟県庁を訪れた株式会社トリドリ(東京都)の中山貴之代表取締役社長CEO

インフルエンサーとSNSプロモーションを希望する企業とをマッチングするプラットフォームを開発・提供する株式会社トリドリ(東京都)が、新潟市において新たな拠点を開設する。

トリドリは2016年に設立し、インフルエンサープラットフォームの開発や、インフルエンサーを活用したマーケティング事業を手がけている。インフルエンサーとSNSでプロモーションを希望する企業をマッチングするプラットフォームには、約6万2,000人のインフルエンサーが登録。約5,800企業がプラットフォームに登録している。

新潟での新たな拠点は、今年11月に開所予定。現在、採用活動を進めているという。開設する場所は、新潟駅から徒歩約2分の場所で現在建設中のINPEX新潟ビルディング(新潟市中央区)。開所時点では10~15人でのスタートを予定しているが、年間数十人規模の人員の拡大も視野に入れている。

なお、新潟県在住のインフルエンサーは200人を超えており、一方、県内の登録企業数は約300社あるという。

新たに開設する新潟支社では、インフルエンサープラットフォームの開発チームの設置するほか、事業者のランディングページチェックやサポート業務などを担当する。

株式会社トリドリ(東京都)の中山貴之代表取締役社長CEO

(左から)新潟県の笠鳥公一副知事、株式会社トリドリ(東京都)の中山貴之代表取締役社長CEO、新潟市の井崎規之副市長

4月22日、トリドリの中山貴之代表取締役社長CEOは新潟県庁を訪れ、新潟県の笠鳥公一副知事と新潟市の井崎規之副市長に面談。新潟進出の報告を行った。

笠鳥副知事からは、「インフルエンサーを使ってマーケティングを行う市場について、業種業界は限られているか」との質問があった。中山代表は、「若者向けの特定のジャンルはあたりまえにインフルエンサーが使われているが、これからは金融や不動産などの領域でインフルエンサーがSNSで出てきており、これからどんどん市場は広がっていくと思う」と答えた。

笠鳥副知事は、「新潟でたくさん雇用を計画しているとのことなので、ぜひいい人材を供給できるよう協力していきたい」と、継続的な支援の意向を伝えた。

新潟を進出先に選んだ理由について、中山代表は、「新潟県と新潟市が企業誘致に力を入れていて、既にさまざまなITのベンチャー企業が新潟に来ていて、そういった企業との交流も期待できると思った。それと東京からの距離も遠くないという事もあり、地方の拠点としてはベストな土地」と語った。

また、今後の新潟での活動については、「地域のさまざまな魅力をインフルエンサーを通じて伝えているが、企業だけではなく、各地方自治体の皆さまとも地域の魅力を国内外に向けて発信できるような連携をとっていきたい」と意気込んだ。

 

【関連サイト】
株式会社トリドリ

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