アサヒ飲料株式会社が「十六茶」の売上の一部を新潟県カーボン・オフセット制度へ充てる取り組みを開始
アサヒ飲料株式会社(東京都墨田区)は1日から1ヶ月間、同社の「十六茶」の売上の一部を、新潟県カーボン・オフセット制度のクレジット購入費に充てる取り組みを開始した。
「カーボン・オフセット」とは、企業活動や日常生活で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを、森林整備活動などのプロジェクトが生み出した二酸化炭素の削減量の枠(クレジット)を購入することにより、埋め合わせる(オフセット)という考え方のことである。
新潟県では2009年から、独自のオフセット・クレジット(新潟県J-VER)を発行する「新潟県オフセット・クレジット制度」を他県に先行して開始。クレジットは県内6箇所(佐渡市、阿賀町、魚沼市、南魚沼市、十日町市、津南町)のいずれか、企業や個人の選択した箇所の森林整備事業に充てられ、一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)や山崎製パン株式会社(東京都千代田区)も過去に同制度を活用している。
今回アサヒ飲料は、国の環境月間に合わせて、6月の1ヶ月間に新潟県内の小売店で販売された「十六茶」(環境配慮素材のペットボトルを使用)の売上の一部をクレジット購入費に充てる。クレジットの使用先に関しては、前述の6箇所へ均等に配分する予定であるという。
【関連リンク】
新潟県 webサイト 「新潟県カーボン・オフセット制度」、「新潟県カーボン・オフセット制度 登録プロジェクト等一覧」
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