【決算】コメリ(新潟市南区)が減収減益、春先の天候不順や夏場の猛暑で園芸・農業関連など苦戦

株式会社コメリ

株式会社コメリ(新潟市南区)は4月23日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

営業収益は3,707億5,200万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は220億8,100万円(同15.2%減)、経常利益は222億1,400万円(同13.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は137億1,200万円(同19.8%減)となった。

春先から続いた天候不順の影響により、園芸植物関連やガーデニング、農業者向け資材の販売が、同社の主力フォーマットであるハード&グリーンを中心に前期を大きく下回った。また、夏場の記録的な暑さと残暑により、エアコン・夏物作業衣料などの季節商品の販売は堅調だったものの、園芸用品や屋外作業に関連する商品の販売が低調に推移した。

下半期は暖冬・少雪傾向となり、暖房用品・防寒衣料・除雪用品・水道管の凍結対応商品などの販売が低調に推移した。一方で、プロの建設事業者向けの消耗品や農業者向けの農薬などは堅調に推移した。

利益面では、店舗運営モデルの浸透、EDLP施策の推進による改善効果がみられたものの、同社核カテゴリーである園芸農業・建築資材の販売が苦戦したことと、原材料価格の上昇や、円安の長期化の影響により、売上総利益率が悪化した。

次期の連結業績見通しについては、営業収益は3,880億円(前年同期比4.7%増)、営業利益は243億円(同10.0%増)、経常利益は245億円(同10.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は152億円(同10.8%増)を見込む。

新規出店については、パワーを13店舗、PROを9店舗、ハード&グリーンを30店舗、計52店舗を計画。また、既存店改装については、約8万坪を計画している。

 

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