【いよいよ生誕前夜】新潟駅直結CoCoLo新潟、グランドオープンに先駆け内覧会開催、記者が気になった4店舗をピックアップ紹介

4月25日にグランドオープンするCoCoLo新潟のメディア内覧会が23日に開かれた

4月25日にグランドオープンとなるJR新潟駅直結の商業施設「CoCoLo新潟」(施設運営はJR東日本新潟シティクリエイト)。オープンに先駆け、23日にはメディアと一般応募者に向けた内覧会が開催された。

CoCoLo新潟は、駅舎改装工事中も開業していた既存店約30店舗に加えて、3月25日に「2F EAST SIDE」に50店舗がオープンし、駅舎の賑わいが一気によみがえった印象。今回のグランドオープンでは「2F EAST SIDE」の「ニイガタバル★麺横丁」に8店舗、「1F EAST SIDE」に16店舗、「2F WEST SIDE」に7店舗、「1F WEST SIDE」には30店舗、新幹線東改札脇に2店舗、計63店舗が一気に開業する。その後も、まだオープンしていない店舗が続々開き、今夏ごろには完全オープンで約170店舗の規模となる。

新潟市の商業施設の規模では、イオンモール新潟南、伊勢丹新潟店などに続くスケール。また前回3月の先行オープンでは、どちらかといえば「新潟を訪れた人向け」の新潟土産や名産品の店舗が主力だったが、今回は「新潟に住み、日々新潟駅を利用する人」が日常的に利用できる店舗が多い。

「1F WEST SIDE」にはファッション・雑貨・コスメなど日々の生活を1段アゲてくれる店舗群が入居

インフォメーションセンター

ファン待望の「ニイガタバル★麺横丁」

「ニイガタバル★麺横丁」には、ラーメンゾーンに「ラーメン潤」「いっとうや」「だるまや」など地元有名店の中から特に新潟らしさのあるラーメンが集結、バルゾーンはレベルの高い「新潟の居酒屋文化」を具現する「駅呑みスポット」に。

「1F EAST SIDE」は、新潟駅バスセンターの降り口に直結する「CoCoLoマート」が大きな目玉。青果、精肉、鮮魚、プレミアム食品スーパーが一堂に会し「駅ナカの食品スーパー」を構成する。新潟駅ナカの食品売り場はかつて「健康市場」が長く営業しており、駅周辺に居住する人たちの「台所」としてもおなじみだったが、3年前に駅改修で閉店して以来、地域としても待望の存在だった。バスセンターに至近なので「仕事帰りに今晩の買い物を」というスタイルが生まれそうだ。

CoCoLo新潟店の・春川智店長「新潟駅の利便性を活かしたい」

「2F WEST SIDE」は新幹線改札口への通り道になっていることもあり、ビジネスマンがさっと済ませる軽食やテイクアウトなどの店舗が並ぶ。注目は「ニシデリストリート」で、誰もが知るおなじみの店舗の新業態も並ぶ。

「1F WEST SIDE」はファッション、雑貨、コスメなど広い売り場が展開される、かなり広いエリアとなる。売り場の通路はゆるやかな曲線となっており、これは信濃川の流れをイメージしているとのこと。新潟初出店の店舗も数多いので楽しみだ。「週末に買い物に出かける」のイメージから「平日に買い物に寄る」の感覚へ。家具・雑貨の「unico」や「PLAZA」など有名店も入る。

また、このフロアに面している吹き抜けの広場「潟リウム」はイベントなどにも利用され、ここに面して「GODIVA」のクレープ店やアルコールドリンクも楽しめる「ドトール」など新潟初の新業態店舗が並ぶのも見逃せない。

イベントも開催される吹き抜けの広場「潟リウム」

CoCoLo新潟店の春川智店長は「まだオープンしていない店舗もあるが、とりあえずは待望のグランドオープン。私たちとしても満足しているし、お客様にもきっとご満足いただける内容。新潟の人々のお買い物のスタイルに少しの変化を与えられれば」と話した。

内覧会に参加した記者が、特に気になる4店舗をピックアップして紹介したい。

 

【明治屋ストアー】

明治屋ストア

「1F EAST SIDE」の食品ゾーン「CoCoLoマート」に入るプレミアムスーパーが「明治屋ストアー」。明治屋自体は1885年に創業した食品・酒類の輸入商社だが、当時から各地の卸売り営業所で小売りも展開したというこれが「明治屋ストアー」の前身。

新潟に初進出したのは1926年(大正15年)。古町五番町に開設し、以来79年にわたって営業したので、新潟っ子にとっては「ちょっと贅沢な食材ストア」として浸透している。古町五番町の店舗も2005年に閉店して以来、実に19年ぶりに「明治屋」が新潟市に復活。

他ではなかなか売っていないような品揃えが明治屋ストアーの魅力。中でもジャムは明治屋が国内有数のメーカーでもあるだけに100アイテム以上を用意している。特筆したいのは冷凍食品のラインナップ。一流店の味を再現したものやANA国際線の機内食が家庭で手軽に味わえるのは見逃せない。

復刻版のジャムも並ぶ

 

【MEAT JOY PARK佐藤食肉】

「新潟で肉と言えば新潟駅、と言われるように」と佐藤広国社長

「純白のビアンカ」「阿賀の姫牛」などオリジナルブランドの精肉で知られる阿賀野市本社の佐藤食肉が新潟駅ナカに出店。「1F EAST SIDE」の食品ゾーン「CoCoLoマート」の精肉部門を担う。小売店としては新潟市初出店、テナント店も初めて。

株式会社佐藤食肉ミートセンターの佐藤広国社長が「品揃えが自慢。牛のもも肉ひとつとっても様々な部位や名称があり、そうした食の多様性を多くの人に教えられる食育の場になりたい」と話す通り、これだけの規模と品揃えの精肉売り場は新潟市でも他に類を見ない。

肉も大きなブロックで取り揃えているのでオーダーカットにも対応する。カウンターで対面販売するので、スタッフとのコミュニケーションもあり、美味しい食べ方や料理のコツなどを聞けるのも魅力。「『新潟で肉と言えば新潟駅』と言われるようになりたい」(佐藤社長)

 

【Bit Market】

新潟の素材を活かした総菜とスイーツを提供。イートインスペースもある

「元祖燕三条イタリアン」で知られるBitグループの小売部門の出店。新潟の素材にこだわった総菜やスイーツが盛りだくさん。燕三条の鉄鋼業とコラボした缶に入る焼き菓子アソートや、「居酒屋新幹線#2」にも登場した「季節の総菜盛り合わせ」も並ぶ。

「ここで買って、旅のおともに」も最高だが、とっておきの使い方をご紹介。店舗奥に8席ほどのイートインスペースがありお酒も用意されているので、飲み会前にちょっとひっかける「ゼロ次会」に是非。

 

【unico】

新潟初上陸の「unico」

お気に入り空間のトータルコーディネートができる

ファッション・雑貨・コスメなどが集まる「1F WEST SIDE」の目玉は国内外の家具・雑貨・ファブリック小物などを扱うセレクトストア「unico」。「自分が自分らしくいられる心地いい空間づくり」がコンセプト。系列店含め、全国に50店舗あまりを展開するunicoだが、新潟には初上陸。北陸では石川、富山に続き3店舗目。

広々とした店内で、unicoが提案する様々なテイストの家具・雑貨をゆっくり見られるのが嬉しい。トータルコーディネート提案の幅が広がるよう、3Dシミュレーターで再現した部屋を投影できる大きなモニターも設置してある。

 

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