地滑り多発県の新潟で地滑りを学べる「地すべり資料館」
小学校の学習の場や消防団の研修の場にも
新潟県は全国でも有数の地すべり多発県。なかでも上越地区は、フォッサマグナがあることや、融雪の伴う地滑りが多いことなどから多発地帯である。こうしたなか、新潟県でも、様々な地滑り防止事業に取り組んでいる。例えば昨年末に、土砂災害警戒区域に指定すべき1万4110か所(急傾斜地7309か所、土石流5354か所、地滑り1447か所)をホームページ上で公表した。一部自治体と調整がつかず、未指定のままの土砂災害警戒区域もあるが、現在、指定に向けて調整を進めているという。
http://www.pref.niigata.lg.jp/sabo/1193933760987.html
一方、上越市板倉区にひっそりと佇んでいるのが、「地すべり資料館」だ。映像や模型、ゲームなどを通して地すべりのメカニズムや歴史、災害、防止工事などをわかりやすく楽しく学ぶことができる施設だ。最近では、小学校やPTAの校外学習の場、あるいは、消防団や自治会の研修の場として利用されているという。