【小林幸子さんが「雪椿」で開業祝う】CoCoLo新潟がグランドオープン、県内初出店や新業態、飲食店など約60店舗が開業
新潟駅直結の商業施設・CoCoLo新潟が4月25日10時にグランドオープンした。開業直後から各店舗に行列ができたほか、オープンセレモニーにはゲストとして新潟市出身で歌手の小林幸子さんも参加し、多くの人で賑わった。
CoCoLo新潟は駅舎改装工事中も営業していた既存店約30店舗に加えて、3月25日に50店舗が先行して開業。今回のグランドオープンではさらに、ラーメン店などが集まった「ニイガタバル★麺横丁」に8店舗、「1F EAST SIDE」に16店舗、「2F WEST SIDE」に7店舗、「1F WEST SIDE」に30店舗、新幹線東改札脇に2店舗の計63店舗が一気にオープン。今後も続々と店舗が出店し、今夏ごろには約170店舗の規模となる予定だ。
オープン直前の10時前には、この日を待ちかねた人々が各エリアで長い列をつくっていた。また、11時頃にはまだ昼前にも関わらず、各飲食店も混雑。特に「ニイガタバル★麺横丁」は人が押し寄せ、活気に満ちていた。
新たに設置された吹き抜け広場「潟リウム」ではグランドオープンに合わせセレモニーが開催。
その挨拶で東日本旅客鉄道株式会社の喜㔟陽一代表取締役社長は「JR東日本グループは、中期経営ビジョンで『地方を豊かに』を大きなテーマに掲げている。また、駅の在り方を根本から変えていく『Beyond Stations構想』という施策も。これは、利用者や地域住民の生活と繋がっていく駅をつくる取り組み。そうした中で今日オープンするCoCoLo新潟は、私たちの進めている施策の正に象徴。駅を拠点として地域全体が賑わっていくような新潟駅をつくっていきたい」と語った。
また、JR東日本新潟シティクリエイト株式会社の小竹宏行代表取締役社長は「新しい価値との出会いを繋ぐ場所をコンセプトにしている。新幹線を利用する遠方からの利用者や、駅近くの住民からも気軽に利用してもらえる施設にしていきたい」とコメント。
新潟市の中原八一市長は「政令指定都市の玄関口にふさわしい交通結節点となり、情報発信と交流の拠点にもなった。新型コロナウイルス禍が開けて、全国では月300万人の外国人観光客が来ている。観光の中心は東京や大阪だが、ぜひ新潟にもお越しいただきたい。ここから新潟の流れが変わり、さらに新しい流れが生まれることを期待する」と話した。
オープンイベントには特別ゲストとして歌手の小林幸子さんも参加し、名曲「雪椿」を熱唱しCoCoLo新潟のオープンを祝った。また、新潟駅開業120周年アンバサダーに就任したことも発表。小林さんは「もっと新潟の人に元気になってもらうため、アンバサダーとして頑張りたい」と意気込みを述べた。
イベント後の囲み取材で、土産物店や飲食店などが開業したことに絡めて「おすすめの新潟名物」を問われた際には、「新潟イコールお米のイメージがあるが、実は枝豆などの野菜も美味しいし、ワインもある。意外なものがあると思うので、ぜひ皆さん来て、召し上がってもらいたい」と話していた。
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