【海外製品や外出自粛の影響で】ニット製品製造のトツプ.モードエグチ(新潟県胎内市)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社トツプ.モードエグチ(新潟県胎内市、1989年3月14日、資本金800万円、江口和馬社長)が4月8日、新潟地裁新発田支部より破産開始決定を受けた。
申請代理人は丸山央弁護士(白山パーク法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には犬飼善和弁護士(新潟あやめ法律事務所、新潟県新発田市)が選任された。負債総額は現在調査中。
トツプ.モードエグチは1989年3月に設立されたニット製品製造業者で、婦人向け製品の製造を主に手掛け、2019年6月期は約2,000万円の売上高を計上していた模様。
しかし、安価な海外製品との競合や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で、衣料品自体の需要も低迷し、近年の売上高は1,000万円を割り込み、損益も赤字の状況と見られ、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは146件目となる。
【新潟県内の倒産情報など】
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