【元TOKIOメンバーの山口氏が講演】新潟県長岡地区で95回目のメーデー開催(新潟県長岡市)

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初掲載:2024年5月2日

 

2024年5月1日、新潟県長岡市では、第95回メーデー長岡地区大会が、長岡市立劇場で開催された。

冒頭にメーデー宣言朗読が行われると、連合中越の矢島良彦議長が挨拶を行い、これまでの運動の歩みを振り返るとともに、今後の指針について述べ、「共に、頑張りましょう!」と挨拶をした。

また、来賓の挨拶では、磯田達伸長岡市長が、「今までのように、上から下へ働きかけるのではなくて、横から横へ一人ひとりがリーダーとなって動いていく時代が来ると信じている」とし、これからの時代に向けてより一層団結していくことの必要性について述べた。

長岡市立劇場で開催されたメーデー長岡地区大会

後半では、元TOKIOのメンバーで、現在は「株式会社山口達也」の山口達也代表取締役の講演が行われた。

講演の中で、山口代表は、仕事では成功をおさめつつも、常に不安だったことを打ち上げ、「もっとやらなければならないのでは? あの人の方がうまくできるのでは?」という低すぎる自己肯定感が、自身と人を比較することを覚え、そのストレスがアルコールの過剰な摂取に繋がっていったと指摘。

「大切なことは、全てのことに感謝できるか。そして、その日の自分を誉めてあげること、そこに気がついた」と語る。

そして、「過去や他人は変えられない。変えられものるのは〈自分〉と〈未来〉」とし、「アルコール依存症になったことによって自分を知ることができた。今はまっすぐ進むことができる。52歳になったが、年齢は関係ない。俺は負けていない。これからも挑戦していく」とし、失敗を恐れずに、自分にできる小さな挑戦を積み重ねていくことの重要性を述べた。

山口達也代表取締役が自身のアルコール依存症に到る経験を話した

新潟県出雲崎町から講演を聞きに来た徳間康友さん(57歳)は、「依存症から立ち直るところの話がよかった。今も一滴も酒を飲まないということを継続しているという〈覚悟〉が素晴らしい」と山口代表の講演を絶賛。「アルコール依存症や山口達也さんに対するイメージが変わった。とても良かった」と感想を述べた。

(文・写真 湯本泰隆)

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