【世界文化遺産登録への展望は・・・】「佐渡の魅力を理解していただいた」新潟県の花角知事が駐日外交団による佐渡ツアーの所感を語る
新潟県の花角英世知事は5月8日、新潟県庁で記者会見を開き、4月に実施した「駐日外交団による佐渡ツアー」について、参加者の反応や所感を語った。
「駐日外交団による佐渡ツアー」は、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に向けたアピールを目的に4月25日~26日の日程で実施。11か国16人の駐日外交団が参加し、佐渡金山をはじめとした佐渡島内のさまざまな名所や、佐渡の食、能などの文化歴史に触れた。
花角知事は、参加者の様子について、「(佐渡金山の」道遊の割戸では、手で掘っていることに驚かれていて関心を持たれたように思う。手工業でのあれだけのものを作り出していったことには多くの方が感銘を受けていた。広い意味で佐渡の魅力を理解していただいたと思う」と述べた。
発表が待たれる世界文化遺産への登録について、花角知事は、「人事を尽くして天命をまつといった心境。みなさんの判断が近いうちに下されるのを待つ」と語った。
世界文化遺産登録は、ユネスコの諮問機関で昨年から調査をおこなってきたイコモス(国際記念物遺跡会議)が、この近く登録可否を勧告し、7月21日からインドのニューデリーで開催される世界遺産委員会で最終審査が行われる見通しとなっている。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関で、2023年から佐渡を調査してきた国際記念物遺跡会議(イコモス)が、春にも登録可否を勧告。7月21日からインドで開かれる世界遺産委員会で、最終審査される見通しだ。