【外出自粛で客足戻らず】理髪店を経営していたげんき商事(新潟市中央区)が破産開始決定、県内の新型コロナ関連倒産は148件目
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社げんき商事(新潟市中央区、1989年3月1日、資本金500万円、道端与素市社長)は4月24日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には小淵真理子弁護士(新潟中央法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約2,100万円。
有限会社げんき商事は1989年3月に設立された理容店で、新潟市中心部の百貨店内において、「丹頂げんき」の店舗名で営業を展開し、地元の一般個人や百貨店来店者などを対象に顧客を形成していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響等で近年は集客が低迷し、損益も赤字の状況が続いていた模様で、先行きにおいても好転材料は乏しく、経営の立て直しは困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは148件目となる。
【新潟県内の倒産情報など】
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