【決算】北越工業(新潟県燕市)が増収増益、国内・海外向けともに好調
北越工業株式会社(新潟県燕市)は5月9日、2024年3月期決算(連結)を公表した。
売上高は519億円(前年同期比5.9%増)、営業利益は61億8,700万円(同27.8%増)、経常利益は73億2,300万円(同36.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は50億9,800万円(同35.9%増)で増収益となった。
建設機械事業の売上高は419億6,000万円(同5.3%増)、セグメント利益は61億1,200万円(同35.0%増)。国内の建築工事需要の増加で高所作業車の出荷が伸長。また、北米のインフラ投資の旺盛な需要を背景に出荷が堅調に推移、円安効果も影響し増収となった。利益面では、販売価格の見直しを推し進めたほか、売上高の増加や円安効果、工場の操業度向上も寄与した。
産業機械事業の売上高は99億3,900万円(同8.5%増)、セグメント利益は16億3,800万円(同14.5%増)。国内のシェア獲得を推し進めた結果、出荷が堅調に推移。利益面では、原材料価格の高騰が大きな下押し要因になったものの、モータコンプレッサの販売価格見直しが進んだほか、利益率の高い部品、サービスが好調に推移した。
2025年3月期の連結業績は、売上高560億円、営業利益71億3,000万円、経常利益74億円、親会社株主に帰属する当期純利益は51億円を見込む。
【関連リンク】
北越工業 「株主・投資家情報」
【関連記事】
【業績予想修正】北越工業(新潟県燕市)が純利益を約12%上方修正、期末配当も増額 (2024年5月2日)
【新社長インタビュー】北越工業(新潟県燕市)佐藤豪一氏に訊く「世界のAIRMAN」に受け継がれるDNA、現在地と未来 (2024年4月5日)