【3パット撲滅!】自身にあったパターを使っていますか? 新潟初のパター専門フィッティングサービスで自在のスコアメイク(動画あり)

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初掲載:2024年5月10日

 

「パターに合わせる」ではなく「パターを合わせる」

「自分のゴルフクラブは、果たして自分の体に合ったものなのか」これを計測・分析し調整を行うクラブフィッティングは、現在多くのショップなどで導入され、既に上級者だけのためのサービスでもなくなっている。

一方で見過ごされがちなのはパターのフィッティング。「ゴルフショットの43%はパター」と言われるほどだが、これを専門的に請け負う施設は少なく、今まではパッティングストロークの体系的なトレーニング法もされてこなかったのが実情だ。

体のサイズと打ち方のクセは千差万別、にもかかわらず市販のパター規格は画一的だ

ヘッドの形状ばかりに目が行きがちだが、これは「好き好き」の範疇だ

プレイヤーの興味はパターヘッドの形状にばかり向きがちだが、これはどちらかと言えば視覚的な嗜好(カップまでのラインを引きやすい、など)に依存するので、ほとんど個人の好き嫌いの問題なのだという。

むしろ大事なのは、シャフトの長さ、ライ角、ロフト角などが自分の身長、腕の長さ、スイングの軌道、スイングのスピードなどに合致したものなのかという点。スコアメイクにおいて最も重要な「再現性」に直結するからだ。

だからこそ、アドレスで「自分が一番ストレスを感じない体勢=再現性の高い構え」をとった時に、正確にカップをとらえているパターこそが、最も自分に合ったパターということになる。

ただ、これほどデリケートな動作だというのに、なんと日本のゴルフショップでは、基本的に成人男性用のパターは33~34インチの長さしか用意されていない。ライ角は基本70°固定。人によって身長、腕の長さや体勢の取り方は百人百様であり、これに加えてテイクバックの取り方やフェイスの開き具合などプレイヤーのクセを加味すれば、本来なら無数のパターが必要となる。

現実的に市販のパターから自分に最も合ったものを見つけるのはほぼ不可能。となれば人間の体が自然に「パターに合わせに行く」ことになる。そのパターに合わせた構えとスイングになってしまい、これでは最も大切な「再現性」から、どんどん離れてしまう。

そこで有効となるのがパターフィッティング。ストレスなく構えた時に、正確にカップをとらえるシャフトの長さ、重さ、ライ角、ロフト角を持ったパターがあれば、それがすなわちスコアメイクの近道なのではないか。

新潟パタースタジオのフィッター兼店長、加藤英一さん

新潟県内で唯一、パター専門のフィッティングサービスを展開するのが新潟パタースタジオ(新潟店:新潟市東区下木戸1丁目2-40・上越店:上越市春日山町2丁目6-52)。新潟パタースタジオの店長兼フィッターである加藤英一さんに話をうかがった。

「3mのパッティングで、たった1度の差異があれば5㎝、つまりカップ半分という致命的なズレが生じると言われます。パターを正しくフィッティングすれば、構えた時に正確にカップをとらえることが可能です」(加藤店長)

ドライバーやアイアンより、目に見えてスコアメイクにつながりやすいのがパターフィッティングの特性だ。

世界の最先端計測器・パットラボ(SAM PuttLab)

調子のよい時にこそ測定がおすすめ

新潟県初のパターフィッティング専門店である新潟パタースタジオでは、世界的にも最先端のパッティング診断システム「パットラボ(SAM PuttLab)」を導入し、抜群の精度で診断を行う。測定された数値から分析され、利用者のパッティングにおける長所と短所を割り出し、パターとトレーニング法を最適化する。

 

工房も併設されているので、取得したデータからその場でフィッティングが施される。また、要望があればグリップやシャフトの交換など、クラブのメンテナンスにも応じる。

パターフィッティングのコースは専用LINEで予約が必要。診断料はパター1本につき16,500円(税込)、所要時間は90分ほど。パターが原因でスコアメイクに悩むゴルファーにとって、気軽に試せるのは有難い。

ここからは、診断のフローにしたがって紹介する。今回ご協力いただいたのは、2023年の新潟県社会人ゴルフ選手権で見事優勝した、県下のトップアマチュアである見田和也さん。

今回は見田さんのような上級者にモデルをお願いしたが、もちろんビギナーの診断も大歓迎。ビギナーはむしろ、自分のパッティングがどのような問題を抱えているのか理解する良い機会となり、伸びしろも大きいはず。コーチングを受けることはできないが、パッティングのクセがわかることから、相応しいトレーニング方法にたどりつくことも可能だ。

カルテに記入後、最初に持参したパターのロフト・ライ角を診断する。

次にいよいよ試打チェック。超音波計測機の横で計6球の試打を行う。

診断結果はすぐさま数値化されて、すぐさまPC画面に反映される。「インパクト時のフェイス角度」「フェイスの開き具合」「タイミング」「パターの軌跡」「ヒッティングポイント」「ボールに加わる回転の種類」そして大事な「再現性」など実に50におよぶパッティングストロークの診断項目がレポート。

自らのパッティングのあらゆる側面が計測されるので、長所と短所がわかりやすい。クラブの向きや角度も、3Dモジュールで見える化されるので、自分のパッティングストロークがどういう状態なのかが一目でわかる。

どういう回転が加わっているかでロフト角を調整する

ヒッティングポイントも大事

「多くの利用者さんは、パッティングの調子が悪くなってから診断を受けられますが、むしろ調子のよいときにこそデータを取っておくべきでしょう。崩れた時に良い状態と比較できれば、問題点がはっきりします」(加藤店長)

数値の分析が終わると次にフェーズに。データをもとに、調整用のパターで自分にふさわしいパターを作り上げていく工程だ。

まず自分のパターと同じヘッドの形を置き、そこからカップの位置までレーザーポインターを照射してフェイスを合わせるのだが、ビギナーの場合は目視の時点でずれていることも多い。「自分のまっすぐ」は「まっすぐ」になっていないという意味がよくわかる。

ビギナーにはアドレスの時点でずれている人も多いという

次に、自分が最もリラックスできる構えにして、相応しいシャフトの長さとライ角を割り出す。ロフト角は、先ほど計測された数値から最適な角度が割り出される。

最後に、店内併設の工房でパターを調節し、自分の体とストロークの際の体勢、クセにジャストフィットした、世界で1本の「自分専用パター」へと調整してもらう。

併設の工房で、すぐさま調節してもらえる

実際にフィッティングを施したパターで打ったら「今までのパッティングは何だったのか」と目からうろこが落ちること間違いない。打感が明らかに変わり、構えとスイングにストレスがないように調節しているので、何本でも同じパットが打てそうな気になる。

自分にぴったり合ったパターが手に入るのはもちろんだが、競技レベルのゴルファーにとっては、自分のパッティングストロークがどういう状態にあるのか、折に触れて確認できるのは実に有用である。「もう3パットしたくない」「あの時のパットが入っていれば」とお悩みの向きには、まずは診断をお勧めしたい。

あなたが使用しているパター、それ正解ですか?

 

【新潟パタースタジオ 新潟店】
新潟県新潟市東区下木戸1丁目2-40
TEL 070-1220-3160

 

【新潟パタースタジオ 上越店】
新潟県上越市春日山町2丁目6‒52
TEL 070-1220-3160

 

【関連リンク】
新潟パタースタジオ公式 https://niigata-putter-studio.jp/

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