【長岡新聞】連携協定 長岡造形大学「デザインアート」NTT東日本「テクノロジー」(新潟県長岡市)

協定書にサインした平山学長(左)と徳山支店長(写真提供:長岡新聞)

長岡市はNTT東日本と「イノベーション都市長岡」の実現に向けた連携協定を2023年度に結んでいる。これに関し長岡造形大学はその実現を視野に4月24日、同社新潟支店と新たに連携協定を締結。「デザイン・アート」と「テクノロジー」の両面から連携を強化し、研究活動の推進、次世代の人材育成、地域の課題解決・活性化に関する取り組みを推進することとした。

 

技術教育の先にアートを見つめる

締結式では、本年度同大学長に就任した平山育男氏が「デザインに求められる領域や多様性が広がり、多様なデザインが求められる世の中になってきている。実際に学科の再編成も行った」と話した。テクノロジーとデザインを組み合わせた作品(同大教員や学生制作)も映像で紹介し、「デザインを始め、美術・工芸、建築・環境デザインの学生及び、教員も含めさらなる展開を求める所存」と話した。そして、それらの成果を「地域に還元していきたい」とした。

同新潟支店の徳山隆太郎支店長は、協定の内容を説明。「23年度の連携協定は技術をベースに人材育成をするものであったが、今回の協定は町全体でやっていくことがコンセプトになっている。その中での磨き上げの連携協定である」と述べた。これを「STEAM教育といい重要視している」とする。

同社は「長岡まつり大花火大会など、地域の文化から新たな自分を見つけに行く、いろんなものにチャレンジしていこうという協定にしたい」と話した。

 

市長「両者の連携をうれしく思う」

最後に、来賓として臨席した磯田達伸市長は、「デジタルによってデザインの領域が広がっている。長岡造形大学とNTT東日本新潟支店が連携して、大きな動きが今日から始まることをうれしく思う」と話した。さらに「NTT東日本は包括的にビジネスを展開してきた。壮大な動きをしている。長岡造形大学は素晴らしいコンテンツを生み出す大学。30周年を迎え、新しいデザインを生み出す総合学科で、世界をデザインする、変えていく点においてNTT東日本と重なる部分がある」と両者の共通性を指摘した。

「お互いの良いところだけでなく、社会をつくっていく部分に関わっていくところに強い期待を持っている。両者の協定をあたたかく見守っていきながら、ネットワーク作りをしていきたい」と協定締結を祝った。

 

(長岡新聞:2024年5月9日付)

 

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