第九管区海上保安本部、新潟県警察本部、新潟県が合同で不法投棄監視パトロールを実施
第九管区海上保安本部、新潟県警察本部、新潟県の3機関は3日午前、春の「不法投棄ストップ!県民ウイークにいがた」(毎年2回実施、春5月30日~6月8日、 秋:11月1日~11月10日)の一環として、地上からの把握が困難な不法投棄などの早期発見や意識啓発を目的とした「不法投棄監視スカイパトロール」を合同で実施した。
合同パトロールは平成18年度から実施していて、これまでに12箇所で不法投棄を発見しているという。ただ昨年はコロナ禍で実施できず2年ぶりの実施となった。
午前10時に新潟空港で出発式を行い、それぞれのヘリでパトロールに向けて飛び立った。県廃棄物対策課不法投棄対策室の大沢昌一郎室長は「県ではこの時期と11月に集中的に不法投棄対策に取り組んでいて、スカイパトロールはその取り組みの一環。近年は一時期に比べると発生件数は減少しているが、一方で、地上からでは見えない悪質巧妙化した案件はまだまだ見られる。そういった案件については空からの監視が非常に抑止力として有効」などと出発式の挨拶で話していた。
なお第九管区海上保安本部は海上保安庁ヘリコプターで佐渡島〜村上市、新潟県警察本部が新潟県警察ヘリコプターで佐渡島内、新潟県が新潟県消防防災ヘリコプターで出雲崎町〜柏崎市〜旧小国町をパトロールした。