新潟県産の日本酒約170種類が試飲できるイベント、東京駅で26日まで開催
500円で5杯楽しめる。「3月の酒の陣 是非来て!」
新潟県内の酒蔵約90の酒、約170種類が一堂に会し、試飲できる「にいがた酒の陣プレイベント in 東京駅」が、26日まで東京駅地下「動輪の広場」で開催中だ。3月9ー10日に朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開かれる日本酒イベント「にいがた夏の陣」の告知を兼ねて開いた催しで、会場は観光客や仕事帰りのサラリーマンらが長蛇の列をなした。主催者らは「新潟の酒をここで楽しんで、ぜひ酒の陣にも足を運んでほしい」と呼びかけた。
24日から始まったこのイベント。25日は金曜日ということもあり、18時の時点で200人を越す人たちでごった返した。イベントで供される約170の酒は、上中下越佐渡の県内全域から集まった。
東京駅でのプレイベント開催は2回目だが、改札の外で開くのは初めてだ。それだけにある酒蔵の担当者は「みなさん気軽に日本酒を楽しんでくれている。去年以上に盛況だ」と笑顔を隠さなかった。
会場では、柿の種をはじめとする県産品の即売も実施。それらをつまみに日本酒を楽しむ来場者の姿もちらほらといた。
イベントは新潟県酒造組合・新潟県酒造協同組合で構成する「にいがた酒の陣実行委員会」が主催し、JR東日本新潟支社が協力している。「にいがた酒の陣」は、新潟県酒造組合の50周年を記念して04年、ドイツ・ミュンヘンの伝統的なビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルにスタート。18年は2日間で約14万人が来場した。19年は新潟・庄内エリアのディスティネーションキャンペーン開催年でもあり、県の観光は盛り上がりを見せようとしている。