【決算】新潟交通、運輸事業や旅行事業などが好調で増収増益

新潟交通

新潟交通株式会社(新潟市中央区)は5月15日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

売上高194億1,700万円(前年同期比11.2%増)、営業利益16億8,200万円(同22.5%増)、経常利益 13億1,500万円(同35.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億6,400万円 (同18.6%増)で増収増益となった。

一般乗合バス部門では、事業収支改善を図るために昨年9月に実施した運賃改定の効果もあり、一般乗合バス部門全体では、前期比増収となった。また、2024年3月31日の新潟駅の高架化によるバスターミナルの開業に伴い、駅の南北を結ぶ新路線の開設や改善基準告示の改正に対応すべくダイヤ改正を実施した。

加えて、高速バス部門や貸し切りバス部門も前期比増収となり、この結果、同社の運輸事業の売上高は80億3,700万円(同7.2%増)となった。

旅行事業では、募集型企画旅行においては、前年度の全国旅行支援効果からの反動減が一部ツアーに影響を与えたが、日帰りバスツアー、チャーター便を利用した国内や海外ツアーを中心に利用客数を伸ばした。また、受注型企画旅行においては、修学旅行や各種大会の遠征等の教育旅行の受注増加に加えて、コロナ禍で差し控えられていた企業や行政関係等の手配旅行の受注が増加した。

この結果、旅行事業の売上高は27億1,600万円(同35.7%増)となった。

旅館事業では、新潟市内の「万代シルバーホテル」、佐渡市内の「国際佐渡観光ホテル八幡館」において、催事団体客、募集ツアー、インバウンドの受入等により宿泊客数が増加したことに加えて、「万代シルバーホテル」においてコロナ禍で差し控えられていた同窓会や企業の懇親会等の宴会を受注するなど、利用組数が増加した。

この結果、同社の旅館事業の売上高は16億2,800万円(同27.4%増)となった。

2025年3月期の連結業績の見通しは、売上高196億円、営業利益14億円、経常利益10億万円、親会社株主に帰属する当期純利益6億万円を予想している。

 

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新潟交通 「IR情報」

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