【コロナ禍による市場の冷え込みも】木製家具製造のやまだ工芸(新潟県田上町)が弁護士一任、負債総額は約6,000万円

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社やまだ工芸(新潟県田上町、登記上は新潟県加茂市、設立1973年9月1日、資本金700万円、山田伸一社長)が4月22日までに事業を停止し、事後処理を薄田真司弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所、新潟市中央区)に一任した。今後は任意整理を予定している。負債総額は、約6,000万円が見込まれる。

やまだ工芸は1973年に設立された木製家具製造業者。原材料から塗装仕上げまでの一貫生産体制を構築し、オーダー家具や和洋家具の製造を手掛け、法人向けを主体にオンラインショップを開設して個人向けの販売にも着手していた。

しかし、生活様式の変化や家具の需要低下に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市場の冷え込みもあり、売上高は減少傾向を余儀なくされていた。また、販売不振で採算的にも恵まれない状況が続いていたもので、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは152件目となる。

 

【新潟県内の倒産情報など】
【負債総額約5,800万円】建築板金業者の装和(新潟市東区)が破産開始決定、県内の新型コロナ関連倒産は151件目 (2024年5月15日)

【外出自粛で集客低迷】フランス料理店「80万人のためのフレンチOV」(新潟市中央区)経営のle cheneが破産開始決定 (2024年5月9日)

【大手との競争激化や旧態依然な営業で売上減】理容・美容材料などの玉木商事(新潟市中央区)が破産開始決定 (2024年5月9日)

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