【長岡新聞】花火と月を柄に鋳物焚火台を寄贈

鋳物焚火台と(左から)太田理事長、市長、武会長、遠藤副理事長(提供:長岡新聞社)

中越鋳物青年研究会(武怜央奈会長)は16日、市へ鋳物焚火台を寄贈。市では人づくりや産業振興の拠点施設「ミライエ長岡」で展示する。

同会は1961年創設で中越鋳物工業協同組合の青年部として活躍している。寄贈した焚火台は大きさが800㍉×600㍉×325㍉(肉厚6㍉)。重量は約18㌔㌘。側面に長岡花火と月を鋳抜いており、火を点けることでその文様が地面に現れ美しい。

贈呈式には同研究会の武怜央奈会長、同組合から太田晴久理事長、遠藤正浩副理事長らが出席。磯田達伸市長に贈呈した。

武会長は製作の意図を「アウトドアブームだったこと」と話し、「鋳物産業は火を使う仕事というイメージだからふさわしいと考えた」と話した。「花火柄をきれいに鋳抜きで柄にするのが困難だった。何度もトライした」と苦労を語る。鋳物業界は「市の基幹産業の一角を担ってきた。だが今は様々な課題がある。鋳物産業の灯を絶やさぬように頑張りたい」と力強く語った。

磯田市長は「長岡の鋳物産業の未来を作ろうと頑張っていることに感謝している。長岡イノベーションの拠点にこれがありアピールすることは、みんなでイノベーションを頑張る力になる」と感謝とエールを送った。

太田理事長、遠藤副理事長は「実際に触れあえるものが町の中心に存在して欲しいと思っていた。長岡を鋳物があふれる街にと期待している」と青年研究会の活躍に目を細めていた。

(長岡新聞:2024年5月23日付)

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