【IT関連の雇用創出に期待】ARアプリ開発のプラージュ(東京都品川区)が新潟市に支店を開設

左から、新潟県の笠鳥公一副知事、プラージュの磯浩一郎代表取締役、新潟市の井崎規之副市長

株式会社プラージュ(東京都品川区)がこのほど、新潟市中央区に支店を開設した。同社はARアプリの開発やwebサイト制作などを手掛けるIT企業。新潟支店でもアプリ開発に携わる人材などを採用し、早い段階で15人程度の規模への拡大を目指す。

プラージュは2001年設立。2022年1月には宮崎県延岡市に支店を開設し、新潟支店は3拠点目。自治体や企業のwebサイト制作のほか、近年はARの開発にも力を入れる。今後さらに、山口県にも拠点を設ける予定だ。

新潟支社は2月に開設。すでに2人採用して動き始めている。新潟進出については、東京からの交通の利便性や社員に元々新潟出身者が居た点、また大学やIT関連の専門学校などが豊富で採用面でメリットがある点が決め手となった。

直近では技術職の中途採用をメインにするが、来年度以降は新卒も採用していく。磯浩一郎代表取締役は「(新潟でも)弊社の売りであるAR開発ができる環境を早く整えていきたい」と話す。2年前に開設した延岡支店では地元自治体や企業からの依頼も増えており、「1年ほどで新潟でも取引先を増やしていきたい」(同)という。

進出報告をするプラージュの磯代表

5月28日午後、プラージュの磯代表が県庁を訪れ、笠鳥公一副知事と新潟市の井崎規之副市長へ進出を報告した。

IT関連の学校などが多い一方で、近年活用の機会が増えているAR・VR関連の開発を行う企業は新潟にはまだ少ない。笠鳥副知事は「新潟は、首都圏への人材供給源になってしまっている点が悩みの一つ。地元に留まりたい人が留まれるようにしていきたい」と話し、プラージュによるIT関連の雇用創出に期待した。

 

【関連リンク】
プラージュ webサイト

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