一般社団法人禄陽(新潟県三条市)が株式会社アグリトリオ(愛知県)とFC契約、農業の日雇いマッチングサービスを新潟県内で6月から開始
新潟県三条市で福祉事業所を展開する一般社団法人禄陽は6月から、株式会社アグリトリオ(愛知県豊橋市)とフランチャイズ契約を結び、農家と求職者を結びつける日雇いのマッチングサービスを新潟県内で開始した。まずは県内の三条市や新潟市南区以南の地域を担当するが、将来的には県内全域に拡大することを目指す。
禄陽は2018年に農家と共同で設立した、農福連携に特化した福祉事業所。高齢化による農業の人手不足の打開策として農福連携を進めてきたが、主に受注する障害者施設が能力的に対応できないケースもあるなど課題に直面していた。
同社ではこうした事態に限界を感じていたが、農家と福祉事業者、主婦、学生などマッチングするアプリを展開するアグリトリオの活動を知り、今回フランチャイズ契約を結ぶことになった。
求職希望者の登録は無料で、例えば新潟県の登録者は、アグリトリオが展開している愛知県、熊本県、岐阜県、愛媛県のすべてで日雇いで農作業が出来る仕組みだ。禄陽の日高嘉信代表理事は「いわば農業のノマドワーカー(自由な場所・時間で働く人たち)といえる」と話していた。
なお現在、日雇いアッチングアプリの周知と事業資金集めのため、キャンプファイヤーでクラウドファンディングを実施している。目標は170万円だが、4日の15時時点で13万円が集まった。