【アスベスト関連文書】新潟労働局内にて推計約245人の個人情報が含まれた書類を紛失
新潟労働局労働基準部健康安全課は6月7日、石綿関連文書のうちの一部を紛失していたことが判明したと発表した。現時点で、個人情報の外部流出は確認されていない。
労働局によると、管内の方からの健康管理手帳(石綿)の再交付申請を受け、令和6年5月10日「健康管理手帳(石綿)交付申請書類綴(2005年度)」を参照しようとしたところ、所存が不明になっていることが確認された。
この申請書綴には、氏名、生年月日、性別、傷病名等の個人情報が記載されており、個人情報の対象件数は推計を含み約245人。書類は外部に持ち出すものではないことから誤って破棄された可能性が高いという。
原因については、常用(永久保存)とすべき石綿関連文書について、誤破棄・紛失が生じることがないよう本省からなされた指示に基づく対応が全ての関係職員に徹底されていなかったと考えられてる。
再発防止に向け、2024年5月20日に緊急署所長会議を開催し、事実経過の概要を説明するとともに、行政文書の適正な管理を徹底するよう指導。常用(永久保存)とするべき石綿関連文書の誤破棄が生じることのないよう、2015年12月18日付けの指示に基づく対応について、改めて関連する全ての職員に対して、研修等を行うことを徹底するという。