【にい経編集部発】記者コラム&今週の主なニュース 5月31日〜6月7日
記者コラム
先日、新潟市の中原八一市長がリニューアルしたばかりの新潟駅のバスターミナルを視察した。理由はもちろん、「使いづらい」との声が相次いだからだ。横断が禁止されている車道に踏み入る人は後を絶たないが、市としては明確な有効策を打ち出せていないのが現状だ。
確かに分かりづらい。私は新潟市民でもなければバスを積極的に使う立場でもないので外野の意見でしかないが、すでに何回か迷ってる。バスターミナルどころか駅ナカでも迷う。ずっと改装工事をしていて、度々導線が変わっていた印象もあるからなおさらだ。ただ「言うほどか?」とも思う。
高齢者や障碍者なら登り降りのあるルートに不便もあるかもしれないが、足早に車道を突っ切っていく人はそうではないだろう。また正規の道順だと時間がかかることを指摘する声もあるが、そうは言っても数分の単位だ。
市長が視察をしていたちょうどその時、同じ中央区内の日銀新潟支店では新支店長就任の会見があった。小林俊前支店長も出席していたが、2年務めた新潟の印象を問われ「新潟は、人間らしさを取り戻させてくれる場所だと思った」とコメントした。だが、警笛鳴り響くバスターミナルはその評価に相応しいだろうか。
新潟駅はペデストリアンデッキの建設も予定され、また導線も変わる。改装の評価は、それを待ってからでも遅くはないだろう。
(編集部・鈴木琢真)
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