【負債総額は4,537万円】板金工事業者の南須原板金工業が破産開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社南須原板金工業(新潟市西蒲区、設立1990年4月2日、資本金500万円、南須原巴社長、従業員3名)は、5月30日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。なお、破産管財人には磯部亘弁護士(いなほ法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は2022年3月期時点で4,537万円。

南須原板金工業は、1960年5月に創業、1990年4月に法人改組した板金工事業者。近隣の建設業者や工務店を対象に受注基盤を形成し、1997年3月期には売上高1億6,816万円を計上していた。

しかし、長年に亘って債務超過の状況にあって窮屈な資金繰りを余儀なくされ、受注不振から2009年3月期の売上高は1,836万円にまで低下していた。

また、確認できた2022年3月期の売上高は2,974万円、当期利益は93万円と黒字を計上したものの、債務超過額は3,410万円に達し厳しい資金繰りを強いられていた模様で、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。

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