燕市産業史料館(新潟県燕市)が、オリンピックや世界中で活躍する燕製品を集めた企画展 「世界に翔ばたく燕」展を開催中
燕市産業史料館(新潟県燕市)は、オリンピックに使われたり世界中で使用されている燕製品を集めた企画展 「世界に翔ばたく燕」展を開催している。今年は東京2020オリンピックイヤーだが、燕市では明治時代の万国博覧会への鎚起銅器の出展を皮切りに、オリンピックで使用される製品を生み出してきた。また高い技術力や洗練されたデザイン力などを武器に世界中で使用される製品を生み出し続けている。今回、そうした製品の一部(19社50点)を展示している。7月18日まで(月曜日は休館日)。
株式会社青芳の青柳芳郎会長は1975年頃、慶應義塾大学より卒業記念品のペーパーナイフを製造する打診を受けた。そのデザインを慶應義塾幼稚舎に在籍していたという縁から、東京オリンピックの参加記念メダルを制作したこともある芸術家・岡本太郎に打診。こうして生まれたのが、このペーパーナイフ。
なお、このペーパーナイフが見つかったのを機に、燕市の鈴木力市長の打診もあり、この企画展が開催される運びとなったそうだ。
2012年ロンドンオリンピックのメインスタジアムとなるストラットフォード市向け、チタン製リーフモニュメント。発色作業を株式会社ホリエが担当した。
国際宇宙ステーションの冷凍冷蔵庫で採用された冷凍技術により作られ、新型コロナウイルスワクチンの輸送などでの利用が期待されている。
フィンランド・サンタクロース村にて世界唯一のサンタ公認除雪機として使用されているほか、平昌冬季オリンピックではスノーボードの会場設営にも活躍した。また南極観測基地(日本、イギリス、イタリア、アルゼンチン)を始め海外のあちらこちらで導入されている。
カラフルなアルミプレートから作られる、手のひらに納まるコンパクトなデザインのおろし金。キッチンを明るくする製品として注目を集め、アメリカシカゴアセニアムGOOD DESIGN Award for 2020などを受賞したほか、香港に開設される予定の近現代アートの世界最大級の視覚文化美術館「M+」のショップで販売される予定。