新潟県上越市の野澤朗前副市長が上越市長選への立候補を正式表明、支援型リーダーシップの市長像を掲げる
新潟県上越市の野澤朗前副市長(63歳)が6日、上越市内で記者会見を開き、10月31日投開票の上越市長選に立候補することを正式に表明した。
野澤前副市長は、にいがた経済新聞の取材に対し、「今は未来に向かう重要な分岐点であると捉え、市民の知恵と力を合わせて未来に向けて歩みを進めていく。来る秋の上越市長選へ向けて、政治活動を開始する」と答えた。
また、自身の考える市長像として、寄り添い型リーダーシップとも呼ばれるサーバントリーダーシップを掲げる考えを示した。サーバントリーダーシップとは、相手の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くといったスタイルの支援型リーダーシップで、これは野澤氏が考える市政運営に通じるものだという。
野澤前副市長は、5月25日に政治団体「上越の未来創造実践研究所」を立ち上げ、翌26日に新潟県選挙管理委員会に届け出ている。公約は今後1か月でまとめる方針で、現時点で後援会はできていないという。
今秋の上越市長選をめぐっては、現職の村山秀幸市長がすでに今季限りの勇退を表明。元上越市議の中川幹太氏が立候補の表明をしているほか、佐渡市の行政書士、後藤浩昌氏も立候補を表明している。また、元上越市長で現在、上越市議の宮越馨氏の動向も注目されている。