【キシャメシ】フードコートのナポリピッツァが美味しすぎる!素材、製法にこだわりまくり「Pizzeria MAKITAYA」

新潟市江南区の大型ショッピングセンター「PLANT-5 横越店」。ここのフードコートに、思わず「なぜここに?」と言いたくなる、本場さながらのレベル高いナポリピッツァを食べさせるブースが入っている。界隈のピッツァ好きの間では、完全にロックオンされている。

「Pizzeria MAKITAYA(ピッツェリア薪田屋)」というお店。周りを見渡すと、みかづきイタリアンや味噌ラーメンなど、やっぱり紛うことなきフードコートだ。落ち着いた雰囲気とは言えないが、ピッツァ自体は抜群だ。何度かテイクアウトしているから知っている。

「Pizzeria MAKITAYA(ピッツェリア薪田屋)」

本当に、フードコートの一角にある

よく「石窯焼きピッツァの店」という看板を見かけるが、記者はあのふれこみに対して冷ややかでいる。ピッツェリアにおいて「石窯」かどうかは、実はそれほど影響しない。大事なのは「薪(まき)窯」かどうか。つまり「石窯」推しの時点で「薪窯ではない」を意味する。

ではなぜ、薪火で焼くのが大事なのか。温度が高いからだ。一般的なガスオーブンでは出せない、600~800度程度の高温で一気に焼き上げてこそナポリピッツァなのである

で、ここ「Pizzeria MAKITAYA」なのだが、惜しくも「薪窯」ではない。店主に聞くと、本当は薪窯を入れたかったのだが、消防法の関係で無理だったそうだ。そこでガス火の石窯なのだが、特注で薪火と遜色ない600度まで高温を出せるようにした。十分、勝負できる。

こだわっているのは火力だけではない。ピザ生地に使うセモリナ粉、チーズなど材料のほとんどはイタリア産。ハムなどは、なんと手作りしている。生地も本場ナポリピッツァの基準通り粉と水と塩だけでこね、具材も含めて食品添加物は使用しない。

めちゃめちゃレベルの高いことをやっているのだが、なぜかショッピングセンターのフードコート内にあるがため、価格も「フードコート価格」。一番ベーシックな「マリナーラ」だとなんと800円(税込)で食べられる。これに無料でサラダが付く(イートイン限定)。ドリンク(ジュース、エスプレッソなど)は150円。このレベルのピッツァ、街中で食べようと思ったら2000円は軽く超える、間違いなく。

フェア中のハーフ&ハーフをチョイス

さて本日のオーダーだが、6~7月限定フェアで通常1,600円→1,400円となっている「ハーフ&ハーフ」をチョイス。半分がマルゲリータでもう半分は6種のピッツァから選べるという贅沢。マルゲリータの相方は季節のピッツァ「アスパラジ」で。

作業開始。生地は約200gとたっぷり、それがみるみる見事な手つきで丸く広げられていく。その上にソースが塗られ、具材が盛り付けられると、例の炉端焼きの大きなヘラのような道具(ピザピールとかピザパドルとか言うらしい)で一気に高温の窯の中へ。

見事なさばきでどんどん円形に

窯の温度が高いから1分半程度で焼きあがる。この見事な職人仕事が、しつこいようだが、フードコートで繰り広げられている、この不思議さ。

さあ、ここからはお楽しみの時間。

ハーフ&ハーフとパイナップルジュース(150円)のセット

この、ふちにこんがり焼き目がついて、盛り上がっている姿。これが美味しいナポリピッツァの証明。高温で一気に焼き上げなければ、この仕上がりはない。外がカリっとクリスピーで内側はもちっという最高の焼き上がり。

額縁の部分がこんがり焼けて、ぷくっと膨らんでいるのが美味しいナポリピッツァ

マルゲリータに使われているモッツァレラチーズは、ミルクフィールがくっきりと質が高い。バジルもフレッシュを使用で香りがたまらない。これも無農薬有機栽培なのだとか。

さてもう半分、アスパラジの方だが、これにして大正解だった。新発田産アスパラの味が濃い!上面を覆う生ハム(スペイン産ハモンセラーノ)もさすがのポテンシャル。

アスパラジにはスペイン産のハモンセラーノが

ピザリフトの写真は一人で撮るのが難しい

すっかり堪能した。ボリューミーだったが、バターなどを使っていないせいか、いくらでも食べられる感じ。ここまでのナポリピッツァに出会えるなんて幸せだ。

ここであらためて、周り見渡す。フードコート・・・だよな、やっぱ

(編集部I)

 

【Pizzeria MAKITAYA(ピッツェリア薪田屋)】

新潟市江南区横越中央8-2-2 PLANT-5 横越店内

営業時間 10時30分~18時30分

定休日 火曜日

<グーグルマップより>

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

 

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