新潟県は6月18日、同月6日に胎内市で捕獲された野生のイノシシが豚熱に感染していたと発表した。豚熱の感染が確認されたのは、県内76例目。
6日に捕獲されたイノシシは、体長110センチメートルのオスの成獣。18日、中央家畜保健衛生所による検査で陽性と確定した。
県では養豚農場での豚熱発生を予防するため、全養豚農場でワクチンを接種しているが、改めて飼養衛生管理の徹底と異常ブタの早期通報を指導したという。
なお豚熱は、ブタとイノシシの病気であり、人に感染することはない。また、感染した豚が市場に流通することはないが、万が一感染したブタやイノシシの肉を食べても健康に影響はない。