【負債総額は約7,000万円】家電工事などのGATTO合同会社が破産開始決定、仕事量激減で事業継続困難と判断
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、電気工事や家電工事などのGATTO(ガット)合同会社(新潟県新発田市、設立2011年5月10日、資本金50万円、代表社員:南波雄次氏、従業員4名)は、6月12日、新潟地裁新発田支部より破産開始決定を受けた。
なお、申請代理人は石戸裕弁護士(石戸裕法律事務所、新潟県胎内市)、破産管財人には今井慶貴弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約7,000万円が見込まれる。
2011年5月に電気工事や家電工事などを目的に設立された事業体。家電量販店を主力顧客とし、エアコンの設置やアンテナ工事などを手掛け、2021年4月期は約7,000万円の売上高を計上していた。
その後も主力顧客からの受注を軸に実績を積み上げ、2022年4月期および2023年4月期は1億円以上の売上高を計上していた。
しかし、前述した主力顧客からの受注が得られない状況に陥り、1社傾注の取引形態であったことから仕事量が激減していたもので、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
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