【路線価】新潟駅前通りの路線価が2年連続上昇、一方県内平均は下落 国税庁発表

  • 5か月前
  • 社会

関東信越国税局によると、新潟県の2024年分路線価(1月1日時点)の平均値は前年から0.5%下落した。最高路線価は、2年連続で新潟署(新潟市中央区)が上昇したが、そのほかの署は横ばい、または下落する結果となった。内容の詳細については、下記の国税庁のwebサイトで閲覧可能。

国税庁が7月1日、2024年分の路線価を公表した。道路に面した1平方メートルあたりの価格で、相続税や贈与税の税額を算出する際の基準となる。

関東信越国税局管内(埼玉、茨城、栃木、長野、群馬、新潟)全体の平均値は2年連続で上昇し(0.8%上昇)、今年の上昇率は前年(0.5%)よりも大きくなった。県別では、埼玉県が3年連続で上昇(2.1%上昇)、茨城県が2年連続で上昇(0.7%上昇)、そして長野県が横ばいから上昇に転じた(0.4%上昇)。一方で新潟県は0.5%下落した。なお、全国平均は2.3%上昇した。

同管内の税務署別最高路線価をみると、管内63署のうち、最高路線価が上昇した署は22署(前年は17署)、横ばいが25署(同30署)、下落が15署(同16署)だった。

同管内で路線価が最も高かったのは、33年連続で大宮署管内の「さいたま市大宮区桜木町2丁目 大宮駅西口駅前ロータリー」だった。路線価は1平方メートルあたり529万円で、前年から11.4%上昇した。

また、大町署の最高路線価「北安曇郡白馬村大字北城 村道和田野線」は前年から32.1%上昇と、管内で最も大きな上昇率となった。一方で、下落率が最も大きかった最高路線価は木曽署の「木曽郡木曽町福島 本町通り」で、前年から4.0%下落した。

新潟県内で最も高かったのは、新潟署管内の「新潟市中央区東大通1丁目 新潟駅前通り」で、1平方メートルあたり47万円だった。前年から4.4%上昇した。

2番目に高かったのが長岡署の「長岡市大手通1丁目 大手通り」で、1平方メートルあたり19万円。3番目が巻署の「燕市井土巻3丁目 市道燕三条停車場2号線」と三条署の「三条市須頃1丁目 市道新幹線駅前通り1号線」で、1平方メートルあたり8万6,000円。いずれも前年から価格は横ばいだった。

一方で、最高路線価が最も低かったのは佐渡署の「佐渡市東大通 市道泉117号線」で3万1,000円。関東信越国税局管内63署で2番目の低さだった。前年からの下落率は3.1%で、下落率についても県内では最も大きかった。

 

【関連リンク】
国税局 路線価図

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