三条市スポーツ・文化・交流複合施設の建設工事が進む
利用開始は今年12月の予定
三条市のスポーツ文化の拠点として大勢の市民から愛されてきた「三条市体育文化センター」跡地に、新たな施設「スポーツ文化交流複合施設」の工事が進んでいる。工事期間は平成30年3月から平成31年10月末までの予定。
三条市体育文化センターは、平成27年12月1日に耐震診断で危険性が高いことから施設利用を中止した。また隣接する総合体育館は昭和54年11月の利用開始から37年目を迎え施設の老朽化が進んでいた。そこで両施設の機能をあわせた複合施設の建設することとなった。
鉄筋コンクリート造及び鉄骨造3階建てで、敷地面積は1万5516平方メートル。スポーツと文化の拠点としてだけでなく、市民活動の拠点となる文化施設、交流施設づくりのコンセプトのもとで建設を進めている。
スポーツ施設としては、観客席数を1000席以上確保し、観戦者も一体となってスポーツを楽しめる環境を整備する。また常に利用可能なランニングコースやトレーニングルーム、人工芝の多目的練習場や多彩なスポーツの練習場、クライミングスペース、ネット遊具スペースを設置する。
文化施設としては、多様な文化芸術活動に対応するため、間仕切りなどを設置し、目的や人数に応じた自由な区画構成を実現する。ホールの音響とステージは、高機能にするとともに、演奏者や出演者が練習できるスタジオ機能も設置する。
交流施設としては、展示会イベントなどの施設利用のほかに、飲食スペースおよびラウンジなどを設置し市民が気軽に立ち寄り利用できる環境を整える。