阿賀野市の農家が結集し、野菜の新ブランド
有機農業の米と野菜作りに取り組む(有)ささかみやまびこ農産(阿賀野市)が中心となり、野菜の新ブランド『あがのこよみやさい「はたけの座」』を立ち上げた。飲食店への出荷に特化し、阿賀野市で採れる野菜を月替わりで楽しむことができる野菜ブランド。21日に、お披露目を兼ねた誕生記念祭を、瓢湖屋敷の杜ブルワリーで開催した。
地元食材を使いたいという飲食店が多い一方で、同市の農業は、農業生産額の7割を占める米作りが主体で、飲食店からの多種な野菜注文の要望に応えられない状況だったという。
こうした現状を踏まえ、農家が一つにまとまれば、1年を通して飲食店の要望に応えられるのではないかと考え、ささかみやまびこ農産の榎本庄太氏が中心となり、市内の農家に声掛けしたところ、9軒の農家から賛同を得た。
そして、各農家の野菜をリスト化(=表参照)したところ、1年を通して、飲食店の要望に応えられることが分かり、新ブランドを立ち上げた。
今後は、作付けする野菜の一部に、阿賀野市のブランド牛肉「あがの姫牛」の堆肥を肥料として使用することで、地元企業とコラボした循環型農業を行っていく。
また、ほとんど生産者がいない西洋野菜を中心に、新たに作付けしていくことも検討していく。
このプロジェクト代表で、(有)ささかみやまびこ農産の榎本庄太氏。ポスターに描かれているロゴは、「人(農家)が手をつないで、輪となって、星のように輝いていく」ことをイメージしているそうだ。