ダイニチ工業(新潟市南区)が平成31年3月期 第3四半期決算を発表
暖冬傾向の影響で暖房機器の売上は前年同期実績を下回る
ダイニチ工業株式会社は31日、平成31年3月期(平成30年4月1日~平成30年12月31日)の決算短信を発表した。
平成30年3月期 第3四半期は、売上高が181億100万円と前年同期比(前年同期は181億5800万円)0・3%減。営業利益が19億600万円と前年同期比(同19億200万円)2・8%増。経常利益が19億7100万円と前年同期比(同19億200万円)3・6%増。当期純利益は13億4500万円と前年同期比(同13億8000万円)2・5%減となった。
暖房機器では、主力商品である石油暖房機器で、3枚の動くフラップ(トリプルフラップ)と2枚の固定ルーバを搭載し、温風が吹き上がりがちな小火力時でも足元から部屋全体をムラなく温める新モデル「SGXタイプ」を始め、1013タイプ33機種の商品を販売。また、電気暖房機器として、セラミックファンヒーター2機種を販売し、脱衣所やキッチンなどスポット暖房の需要にこたえてきた。加えて、前事業年度から受託製造しているガスファンヒーターの売上が順調に拡大した。しかしながら、暖冬傾向にあったことの影響により、暖房機器の売上は前年同期実績を下回った。
環境機器については、加湿器では、「Ag+抗菌アタッチメント」を搭載したRXシリーズ4機種とHDシリーズパワフルモデル3機種を発売するなど、全3シリーズ17機種の商品を販売しが、売上は前年同期実績を下回った。
一方、高騰する輸送費に対応するとともに、出荷や保管に関する業務の効率化を進めるため、2019年6月の稼働に向けて配送センターの建て替えを進めているという。